死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

燃え尽きかけている

気づいたのは先週のコンサートイベントの仕事だった。

 

なんか疲れてんなー、とは思っていた。同僚の話が聞き取りづらい。

それもコンサートの音響がいつもよりうるさいだけかと思っていた。

 

決定的に何かがおかしいと思ったのは、LED照明がついた大道具のテストをした時だった。

まぶしくて見ていられず、頭がふらふらになった。これまで100回は同じテストをしてきた。

そんなことは一度も起こらなかった。

同僚にやばい、なんかおかしいかも、と伝え、本番ははじまりかけていたが照明の技術者が使う個室を使わせてもらい、一人きりで椅子に座って水を飲ませてもらった。

その時、最近、仕事の日は、ごはんを食べる時しか座っていないことに気づいた。

 

こうなると思い当たる節だらけだった。

 

変に五感が過敏になっていたり、鈍感になっていたりした。

・肌が乾燥しているなあとは思っていたが、夜中にかきむしっているのか朝起きるとひっかき傷だらけで、血が出ていることがあった。

(もともと乾燥肌だし春が来ればおさまるだろうと楽観視していた)

・今まで好きだった食べものがまずく感じ、口に入れたもののあとで吐き出してしまうことがあった。

(もともと食べすぎる傾向にあるし、甘いものなんかはちょいちょい食べていたので気にしていなかった)

・人の話が聞き取りづらいことが多くなっていた。レストランで流れているテレビの音や電車での他の乗客の通話の音やメッセージの通知音がものすごく嫌になっていた。

(もともと音に敏感だし、前者は自分のドイツ語レベルの問題かと思っていた)

・視野が狭くなっていたようで、仕事中に3回くらい頭をぶつけた。

(そこそこおっちょこちょいなので通常運転の範疇か・・・?と思っていた)

 

今思えばさすがにポンコツの私もここまでポンコツではなかろうと思うエピソードばかりだ。

どうやらバーンアウト燃え尽き症候群)になりかけているらしい。

 

流石にやばめなので上司に仕事の量を減らしてもいいか聞き、

同僚には「ちょっと疲れてて・・・(ため息)」と各所でアピールしておいた。

普段からものすごいよく働いているので(事実)、上司も同僚たちもとても心配し、なんなら他の人が私に押し付けている仕事があるのではないかとチェックまでしてくれた。

 

COVIDクライシスでイベント業界は大打撃を受けた。その分を取り返すために、規制が緩くなって催事が許された今、いつもよりイベントの回数を増やすプロダクションが多い。

(日に1回だったのを2回にしたり、1都市2日だったのを3日にしたり。)

その疲れがじわりじわりと回ってきたようだ。

 

今週、上司とミーティングをセッティングしてもらった。現在の仕事内容のこと、業務評価や来季のポジションも含め色々と話をしたい。なんとか仕事上の成長の速度をそんなに落とさず、負担が減るような結果になるといいのだが。