死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

自分へのご褒美やめました

精神的にはすこぶる元気なのだが、肉体的には全身的な疲労疲労による故障が出ている。特に消化器。

寄る年波には勝てない・・・などという言葉は使いたくなかったが、案外そういうことなのかもしれない。

欧州人しかいない職場で、実年齢よりもすこぶる若く見えるらしい私は、そのような扱いをされていることもあって、すっかり若い人間みたいな気分でいたのかもしれない。

筋トレやらストレッチやら食事やら、気を使えることは一応気をつかっているし、それなりの自負もあった。しかし日本にいた頃に酷使しすぎてストライキにまで至った消化器たちは(穴が開いたことがある)、おそらく私と同じ条件の平均的日本人より老いているのだろうと思う。

あの地獄の日々を一緒に戦って来た戦友でもあるのだから、労ってあげなければいけなかったのに、食べ物が好きすぎてついつい許容量を超える油物などを食してしまった。その結果、疲労困憊状態にさせてしまった。申し訳ない、胃腸くん。

今年の目標に追加したいと思う。胃腸を労った食事を最優先にする。タンパク質摂取などはとりあえず胃腸がすこぶる健康な時にすればよい。

がんばった自分にご褒美!、のご褒美に簡単なのが好きな食べ物であるが、今後金輪際そういう発想をするのはやめた。どうせご褒美などというものを与えても明日からの精神的活力に全く影響はないし、かえって体調を悪くすることはずっとわかっていたのだ。

あとがんばった自分にご褒美が与えられるなら、私は毎日それを受け取ってもいいはずだ。

努力なんてものはすぐには報われないものが大半だし、自分が自分に与えられる褒賞なんてたかが知れている。本当に欲しい褒賞は他人から与えられたいものなので、私はそれを食べ物としてあがなえるレベルの自分へのご褒美などというものでごまかせないのだ。報酬系が全く作動していないのを感じる。

かくして胃炎の日々は2週間を超えまだ続く予定である。