死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

「欧米か!」とつっこませてはくれない我が夫との結婚生活

最近夫は仕事が超忙しくてかまってくれない。

そもそも普段から積極的にかまってくるタイプではないので、かまって欲しい時はこちらから行動を起こさないといけないのだが、

それに応答できないほど忙しいようなので、しばらくほっといている。

なので自分で自分をひたすら構うしかなく、長風呂などしているのもあるかもしれない。

 

夫と付き合って結婚するときに、何に気をつければよいのかと、

国際結婚に失敗した人のブログやら、国際離婚に関する記事にたくさん目を通していた時期がある。

「欧米人の男性と結婚した日本人女性の場合、日本人女性は結婚、特に子供ができてから、夫を家族の一員としか見られずに、ロマンチックなパートナーとしての時間を確保しなくなり、それに夫が不満を抱くことが多い」

と書いてあるのを頻繁に目にし、

「ほうほう、それは気をつけねば」などと思っていたが、杞憂に終わった。

なぜなら我が夫は私のことを観葉植物かなんかだと思っている節があり、

 

妻がご飯を食べて仕事に行っている+特に話しかけてこない

=何も問題なく生存している

結論:元気そうでなにより(さ、僕は僕で仕事しよ)

 

という方程式が成立してしまうので、用事がない限りロマンチックのロの字もハプニングしないのである。

 

結婚した年、私がドイツに1週間ほど出張があり、試しにどのくらい連絡が来ないもんかとこちらからは連絡せずにいたところ、4日目になっても電話もメッセージもなく、挙げ句の果てには痺れを切らした私からの電話に「ハーイ元気?今どこにいるの?」と明るくお答えやがった時以来、

・私が家を空ける時は必ず1日に1回生存確認の電話またはメッセージをすること

・私が現在どこの国の何州にいるかくらいは必ず把握しておくこと

の2点を守るように言い渡したが、1点目は守れているものの、2点目はいまだに危うい。

まあ、そうはいってもかまってくれない問題は時が経つにつれ少しずつ改善していっているし(仕事が超忙しい時以外は一応私との時間を作るよう努力している姿勢は見受けられる)、こっちから遊びに行こうとか少し話そうとか何か手伝って欲しいという提案・要望にはちゃんと応じてくれるので、不満はない。

たまに知人友人にいる典型的な「これぞ欧米!ラブラブカップル」の様子を目にすると、最初のうちは少しうらやましかったりもしたが、私にこれが起きたら2日で胸焼けを起こすことは確実で、私は私で、正直ひとりでいる時間が最も大事なタイプなので、ちょうどよかったと思う。

 

今思えばサプライズなんかもやってくれていたのだが、私は死ぬ程サプライズの類が嫌いなため、やめてくれと再三頼んだのだった。

服やアクセサリーは好みがあるから勝手に買ってきて欲しくないし

(一緒に買いに行くのはいいんですよ)、

突然レストランの予約入ってるから!とか言われてもそういう気分でない時に行きたくないし、

サプライズで買ってくるものは花だけにしてくれとお願いしてある。

こうして書いてみると、実は夫にもロマンチック要素はたくさんあるのかもしれなかった。ロマンチックのしがいのない妻で申し訳なくなってきたなw

 

というわけで今日は休日なので、私はこれから仕事の合間に食べるおやつ用の焼き菓子を作りまくる予定である。

パウンドケーキと、グラノーラバー。

そしておやつは昨日作ったようかん。

 

色気より食い気の妻でごめんよ夫。