ご存知の方も多いかも知れませんが、ウィーンの公共交通機関には改札がありません。
その代わりに列車内や改札でチケットの抜き打ちチェックをしているのをたまに見かけます。
先日用事があって日曜の早朝に地下鉄に乗っていたら、スッカスカの列車内に響き渡る
「おはようございます、乗車券確認です」の声。
まさか日曜に働くのが大嫌いなオーストリアで(業種にもよりますが日曜に人を働かせると2倍の給料を払わなければならない)、早朝6時半にそんなことをするとは夢にも思わなかったのでびっくり。
そして私と同じように「夢にも思わなかった」であろうお兄ちゃんが早速しょっぴかれていました・・・
(もちろん私はチケット持っていましたし、無賃乗車はしたことないです)
ガタイのいいお兄さん二人(制服ではなく私服)が友人でもなさそうな感じなのに一緒に乗り込んできたときに、もしかして?とは思いましたが、本当にそうだったとは。
ちなみに私が今まで見てきた感じだと、やはり乗車券確認の人たちは割とガタイの良い感じの男性が多い気がします。女性もそこに入っていたりしますが、まあ、ごねたりする人もいるでしょうから、女性だけというチームは見たことがないかも。
日曜の早朝だというのに乗車券確認のお兄さんは、ウィーン交通の人にしては珍しくとても礼儀正しかったので(おはようございます、としっかり挨拶し、乗車券を見せたらありがとうございます、という)、
「朝早くからご苦労様です」的なことを言いたかったのですが、
ドイツ語でこういうときなんと言ったらいいのかわからず、言えずじまいでした。
ちなみにウィーン交通の人がどのくらいワイルドかというと、
この間私が乗っていたトラムの前を歩行者がジェイウォークしたときに、
年の頃30歳ほどと思われる運転手のお兄さんは、警笛を鬼鳴らしした後に、信号待ちでわざわざトラムのドアを開け(停留所ではない場所です)、その歩行者に向かって、
"Hast du keine Augen oder was!!"
(てめえ目ん玉ついてんのかゴラア、くらいの意)
とシャウトした後、プンプンしながらトラムを発車させていました。
私はこのとき、いやあ、ウィーンらしいなあ〜、くらいに思ってしまいましたが、
もし日本だったらすごい炎上しかねない案件ですよね。
まあ、ジェイウォークする歩行者が一番悪いわけですけれども。
このお兄さんは極端な例かも知れませんが、ウィーンのサービス業従事者は控えめにいってワイルド、悪くいうとぶっきらぼうなひとが多いです。
なので件の早朝抜き打ちチェック2人組には感動してしまったわけです。
今度、そういう場面に出くわした時に、気の利いたドイツ語をかけられるようにしたいものです。