だらだらと足の爪を伸ばしたままにしていたら、さっき右足の薬指の爪の先がシーツに引っかかって割れた。痛くもなんともないけど、いい機会だから足の爪を全部きれいに切った。
今年の2月あたりか、左足の小指の爪と親指の爪がなんらかの理由で死んで、死んだ部分と生きている部分に差ができてボコボコになったのが治らないので、
昨年まではけっこう年中欠かさずやっていたペディキュアをやらないまま、夏を終えそうである。
ボコボコのとこにカラー塗るとよけい汚く見えるので、死んだ爪が伸び切って新しい爪が完全に揃うまではやりたくない。
そういえば昨日、昨年の夏に撮った写真のフォルダを整理していたら、なんとまあ私はご丁寧なことに手の爪にまできちんとネイルカラーをしてあった。
足の爪はハゲても見せなきゃいいだけなので、サボりがちでも年中できたが、手の爪はハゲたり伸びてきたりするとダサいから、気力と労力がより必要なのである。それをちゃんとしていた昨年の夏の自分がどんな人間だったかさっぱり思い出せない。
今年はコロナ以前は、仕事でけっこう手を使うので、爪をダメージから防ぐために最低でも毎週、透明のベースコートとトップコートを塗り直していた。機嫌が良ければ色も塗った。
仕事が休みになってから、私は私の爪たちに一切気を使ってこなかったし、これからもそんなことする気力が復活するとは思えない。
これは老化というかオサレ力の低下なのか。それともコロナのせいか。なんでもコロナのせいにするなという気もする。
でもそこにエネルギーを割くまっとうな理由が見つからない。こうしてオサレ心を忘れた頃に夫が浮気して「最近の君は女性らしさがなくなってきてつい魔が差して・・・」とかなんとか言ったりするんだろうか。想像してみたけどそれでも爪を塗る気にはならんなあ。ていうか私が化粧してる時としてない時の区別がつかない夫がそんなこと言うところを想像できない。ネットニュースの読みすぎかもしれない。
割としっかりめのパーティとかあればかろうじて塗る気力が出そうだけど、それもめんどくさかったら爪にペタってはるアートもしてあるプラスチックの爪セットをドラッグストアで買ってくるだろうな。10ユーロぐらいだったはず。でも足用はないから足だけは自力でどうにかしないと。まあでもそんなパーティは今年はもうありませんので、このまま素爪で生きていくつもりです、夫が浮気しない限り。