友人からの依頼でヴィーガンスイーツというものを作っている。
私自身は全く興味がないが、制限ありの挑戦は嫌いではないので楽しんでやっている。
ちなみにヨーロッパではベジタリアンとかビーガンが増えていっているのだが、私はおそらくこの先よっぽどのことがない限り今の食生活(なんでもおいしくいだだきます)を変える予定はない。地球環境および動物愛護のためにという理由は理解できるので、その点においては貢献したいが、色々実践した結果、自分ができるのは肉を食べる量を可能な限り減らす・倫理的にマシなものを購入することであるとの結論に至った。
(以前どんなもんかとヴィーガン生活をしてみたが、2週間経ったところで体調が悪くなりやめたことがある。)
プレゼントする日はまだまだ先なので、どんなものかとネットで手に入る情報をもとに作り始めたところ。
まず日本語で検索してみるのだが、どうやら「マクロビスイーツ」「ロースイーツ」「ヴィーガンスイーツ」などで検索すると良い模様。マクロビスイーツやヴィーガンスイーツが、なんだかイマイチな見た目のものしかないのに対し、ロースイーツとやらは見た目が良い。私のお菓子づくりの先輩(プロ)のお言葉「プレゼンテーションが全て」を胸に生きている私としては、見た目がイマイチなのは美味しくても論外。
というわけでロースイーツの本を1冊電子書籍で買ってみた。
ロースイーツとはローフード(基本的にはヴィーガンで、食べ物を加熱しない)という考え方で作られたスイーツのことらしい。
ローフード一派の主張としては「加熱されていない野菜や果物を食べれば酵素がそのまま摂取できて健康的」ということらしいが、
植物由来で胃酸や消化の過程で変性せずに酵素活性を保ったまま人間の体内に吸収される酵素なんて理論的にほとんど存在しないであろう。
(ローフードのライフスタイルで健康になったという人は、食物繊維やビタミン、水分の摂取量が増えて健康的になったというだけのことだと思う)
とりあえず「酵素が〜」部分は見なかったことにして、レシピとしては参考にさせてもらった。ドライフルーツの使い方とかは、結構おもしろい。
で、英語で検索したら、まあ見た目が綺麗で美味しそうなレシピがたくさん出てくる出てくる。ドイツ語でもそれなりに。ただ、見た目が綺麗なものはショートニングとかもバリバリ使っているものが多くて、健康かと言われると微妙。
この辺の情報をうまく組み合わせて、
「美しく美味しく健康的」なケーキを作らなければ。