文章を書きたい欲はあるんですが、何を書いたらいいか考えるのが面倒臭いので、
こないだ食べたおやつの話でも。
食べたのはこちら、Germknödel (ゲルムクヌーデル)です。
(写真はウィキメディアコモンズより。By Takeaway - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=42341721)
Germ はオーストリア方言でパンなんかを作る酵母のこと、Knödel はだんごです。
その名の通り、酵母を使った生地で作った団子スイーツ。
ウィーンでは、肉まんを2回りくらい大きくしたような団子の中にプラムのジャムが入っており、それを溶かしバターに浸し、上からケシの実(Mohn)の粉末と粉砂糖を混ぜた Mohnzucker をでーん!とかけて食べるのが一般的。
夫が、ぜひ私に食べさせたいと言って、先日スーパーで冷凍のもの(ケシの実入り砂糖付き)を買ってきて、今日調理してくれました。
団子を鍋で茹でるだけで、できたての味が味わえるので、夫のお気に入りだとか。
そのお味は、この肉まん状の団子は、本当に中華のマントウの味。発酵させた生地独特の酵母感もあるし、ちょっと塩気もあって、肉まんが食べたくなりました・・・笑。
中のプラムのジャムがすごい酸っぱいのですが、大量のMohnzucker の甘さと、溶かしバターでそれが中和される感じ。甘すぎないので、つるっと一人で1個食べちゃいました。(夫は完食した私に驚いてました・・・)
オーストリアでは、こういった類の小麦粉を使った、甘い料理を、Mehlspeise(メールシュパイゼ=小麦粉料理)と呼びます。ケーキや焼き菓子などがこの中に含まれます。
このGermknödel や有名なKeiserschmarrn(カイザーシュマレン)なんかは、お昼ご飯として食べる人もいます。そこが「デザート」と訳しきれない理由。
今回"Mehlspeise"の定義を調べたんですが、調べれば調べるほどよくわからなくなったので、夫に聞いたところ、
「Jauseの時にコーヒーと一緒に食べることができる甘いものがMehlspeiseだ」
と言ってました。
(Jause とはおやつの時間のことですが、午前中の昼前の小腹が空いた時なんかも、Jause の対象です)
なので、Mehlspeise は小麦粉が入っていなくても Mehlspeise と言えるみたい。
(トリュフチョコレートとかも)
ウィーン菓子の世界、奥深いです。
いつかちゃんと勉強したい。