先日、友人からこんなものをプレゼントされました。
かわいいですよね。
おもちゃっぽくて。とても気に入っています。
何年か前から、大人になってもセーラームーンが好き!
みたいなキャンペーンがさかんに行われているのはなんとなく知っていました。
セーラームーン展に行こう!と誘い合って盛り上がっている友人もたくさんいました。
(ちょうど私の年頃は、3−5歳頃にアニメ放送が開始されたため、
幼稚園〜小学校低学年のころは、女子はみんなセーラームーンに夢中でした)
ですが、私は特に懐かしいとも思わなかったのです。
それはタイトルの通り、私がセーラームーンが大嫌いな子供だったから・・・
わざわざ「大」とまでつけているのは、
本当に毛嫌いしていたからです。
(今はそんなことないですよ。機会があればコミックスを読んでみたいとさえ思っています)
まず、当時「セーラームーンが嫌いな女子」がどれほど珍しかったかというと、
園児100名超の幼稚園で、公言していたのは私だけ、という状況でした。
話についていけない私は、もっぱら男子とサッカーやら虫取りやらしていました。
なんでそこまで嫌いだったのか。覚えているだけで、理由は複数あります。
まず、「目が顔の面積の半分以上を占める絵柄に耐性がなかった」。
私は漫画もアニメも好きですが、昔からやたら目が大きい絵柄は無理です。
(なかよしとかちゃおとかりぼんとかに多い絵ですね)
次に「髪の色が黄色とか水色とかありえんだろ!」と思っていた。
(今思えば染めればありえますけどね)
さらに「道端でいきなり全裸になって着替えるなよ!」と思っていた。
(「ファンタジーだからさ・・・」って今なら思うんですけど)
そして「スカートが短すぎるし太ももの長さと形からしてどうやってもパンツが見えないのおかしいだろ!」と思っていた。
あとは「なんでも前世とか運命とかにこじつけるのやめろよ!今が大事だろうが!」
とも思っていました。
(あまり恋愛にあこがれのない子供だったんです)
単純に「みんなと同じってイヤ!」という気持ちも多分にあったと思います。
小学校に上がってからも友人にすすめられるたびに
「月に大気は存在しないのにそこの女王とかプププ」みたいなことを言っていました。
(可愛くない子供ですね、本当に)
なんというか「科学が大好き」だったんです。悪気はなかったんです。
そんなこんなで、
小さい時にみんなのヒロインを
「骨格的にありえない」
と毛嫌いしていた可愛くない少女は、
大人になって生物学者になりました。
三つ子の魂百まで、ってやつでしょうか。