死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

ただの日記。サマーブルー2021。

今週はめっきり涼しくなりそうなウィーン。

最高気温が20度以下になる予定。

今もしとしと雨が降り、時々部屋に吹き込んでくる風は冷たい。

 

今年の夏は短かった。ような気がする。

 

私はウィーンに来てから人生がほとんどリセットされてしまい、

日本にいた頃の記憶がうやむやなうえ、

移住後、最近5年のデータしかないので、

今年の夏はどうだったとか何だとか語ることはまだできない。

 

最近は日課にしていた日記もめっきり書かなくなり、

毎日自分が何を考えて何を目標に生きているのかもあやふやである。

水の上に浮かんでいる葉のように、

ただただ風の吹く方、水の流れる方に流されているような気持ちで、

まあこれが悪い気分じゃないからそのままなわけで、

私は気づかないうちに下の方下の方に流されているわけだ。

 

もう本当に、何もがんばれていない。

 

毎日かろうじて仕事には時間通り行くし、

仕事に行ったらそれはそれは頑張っているけれども、

それしかできてないししたくないしできないしやろうともしていない。

 

これで私がある程度の収入がある昭和の大黒柱お父さんであったのなら許されていたのかもしれないが、

残念ながら私はそんなに高級取りでもないし家事は本当はちゃんとやりたい派だし我が家の方針に合っていないのでそういう態度は却下。

 

せめて人に優しく生きていたいが、

誰に対しては何が優しさなのかもちゃんと考えられてないことが最近多くて、

人と関わるたびにあれ?私は失礼なことを言ったりしたのではないか?と後から気付くことがたびたびである。

 

身近な人間に優しくできない人間が他人に優しくできるはずもないということなので、

せめて夫氏にはやさしくありたいが、それもできていない自覚はバッチリある。

別に当たり散らしているわけでもないが、目的を持って改善していこうという気概もない。

改善策は見つかっていないし探せてもいない。

 

 

別に落ち込んでいるとか鬱っぽいとかそういうわけではない。

ただただ、

私の取り柄は納税していることぐらいだなあ、と思えるくらいの存在に成り下がってしまったのだ。

そんなことを思いつく夏の終わりである。