ここ数週間「書きたいことはあるのに時間がないなー」などと思っているうちに、
書きたい欲が失せてしまい、
そうこうしているうちにもう年末なので、そろそろ今年のまとめをします。
（というか、今年をまとめられる人っているんですかね。私はいまだ渦中にいる感じです。）
１月
正直いうと記憶にも記録にも残っておりません・・・HARIBOを食べて奥歯の被せ物が取れました（人生で２度目）。そこから奥歯が折れていることが判明し抜歯となりました・・・
２月
１月の後半から２月にかけて日本に行きました。用事を済ませるためだったので、仕事の合間をぬって１週間とちょっとでしたが、とても楽しく過ごせました。出産した友人にも会えました。嬉しかった。私がちょうどオーストリアへ帰る直前に、日本で初めてCOVID-19の感染者が出たというニュースを聞いたので、今思えば本当にギリギリセーフという感じでした。当時の職場（イベント・展示会の設営）でも「お前、中国からウィルス持ってこなかったかー？」などとたちの悪いジョークを言われる程度で、誰も深刻な事態をいまだ予想していなかった頃です。
仕事では、１回天気が悪すぎて撤去作業ができずに、１チーム現地に残らなければならなかったのですが、現地残り組の連絡責任者的なポジションを上司から仰せつかり、嬉しかったのですが破天荒な人たちをまとめるのに気を使いまくって胃炎になりました。
胃炎は実は仕事のストレスが増えた2019年11月ごろから増えており、この時に「あれ？ちょっと頻度が高すぎやしないか？」と思い、病院で精密検査を受けました（２親等以内に消化器系のガンを患った者が２人おりますので念のため）。結果はストレス性の胃炎ということで、薬をもらって、気をつけるように言われただけで済みました。
３月
COVID-19がイタリアで感染大爆発。職場ではミーティングを重ねつつ（イタリア出身者はお家に帰らないように言い渡されていた）、それでもみんな割と楽観的でした。伝説の３月１３日金曜日（ロックダウン開始）までは。
私はといえば呑気に１３日の予定だったドイツでの仕事に合わせて、前乗りでドイツの友人たちを訪れ、そこでのんびりしている最中でした。確か１１日の時点で会社から連絡があり、ドイツーオーストリア間の国境が封鎖される予定であるということ、この先２ヶ月のイベントのキャンセルおよび自宅待機の連絡が来ました。１３日からの仕事がなくなり、しかも友人二人とも（フランス人とイタリア人、共にアーティスト）が、国境が封鎖される前に母国に帰ると決心し、ひとり彼らのアパートに残されるという事態に。ただ、何かの時のために日頃からよくしてもらっているという彼らのアパートの大家さんを紹介してもらいました。１６日の飛行機で帰る予定だったのですが、親切なアパートの大家さんに「何が起こるかわからないから、駅まで送ってあげるし、電車を調べてあげるから、国境封鎖の前にウィーンに帰った方がいい」と説得され、国境封鎖ギリギリのタイミングでウィーンにつく電車で、１２時間かけて帰国したのでした。
結局、予定されていた飛行機はちゃんと飛び、空港でも特に問題もなかったようなので、２００ユーロちょっと余計に払って帰って来たことになったのですが、
早朝のウィーンの駅のホームで、朝が苦手な夫が迎えに来てくれていたのを見つけた時は、感極まるものがあり、あの安心感は代え難く、無理にでも電車で帰って来て良かったと思ったのでした。
自宅軟禁生活が始まってからは、夫と毎日１カ所決めて片付けと掃除をしたことによって、３月中には自宅が見違えるほどすっきりしました。運動や語学もルーティンに入れ、生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけました。
４月
オーストリアは医療崩壊が目前と言われるほど感染者が増えており、初旬にマスク着用義務などルールが厳しくなりました。その効果もあり医療崩壊は免れ、下旬には生活必需品以外の小規模小売店も開くように。
私はといえば休業で減った運動量を補うべく、３月から毎朝ジョギングをしていたところ、足首を痛め、運動したいのにロクな運動ができないというジレンマに陥り、これをきっかけにちょっとリズムが崩れた時期がありました。同時に、会社から８月までの休業の連絡があり、休業補償を頼りにせずに、バイトもしくは仕事を本格的に見つけることを決意しました。
５月
お菓子作りと料理をたくさんした月でした。お天気も良くなり、感染者も減りはじめ、国全体としても少し明るい雰囲気が戻って来ていたような気がします。
インターネットで在宅でできるライティングのアルバイトを見つけ、本格的に取り組み始めました。
足を痛めてジョギングを中止したせいで増えてしまった1kgをどうにかするため、Bluetoothでスマホに記録が残る体組成計を購入したらBMI21なのに「肥満寸前、あと６kg痩せろ」と表示され、ショックを受けましたw
この月の終わりから少し鬱々とする日が増えて来ていました。
６月
５月からカフェやサービス業も開き始め、仕事で疲れた時はカフェで勉強したり・・・といい感じに過ごせていたのですが、ここに来てなぜかドーンと精神的に落ち込み、かなり大変でした。日本で過去に私が大いに傷つけてしまった人への罪悪感や、恥ずかしくて消し去りたいとしか思えない過去を毎晩夢に見るようになり、ついに朝から泣くほど悲しくて動けない・・・みたいな状態になってしまい、夫に救助を要請（お願いだ、どこか気が晴れる場所に連れて行ってくれ・・・という宣言）。そんな夫に「拷問博物館」に連れて行かれるなどのハプニングを経て、なんとか持ち直しました。そんな中でもライティングの仕事だけは締め切り守っていたので、ギリギリ生活のリズムは保てていました。
