さてさて、半年勤めたブラック事業所を辞めて早1ヶ月が経とうとしている。
もう何が嬉しいって、
1、ドイツ語をガッチリ勉強するやる気が戻ったこと
2、健康的な食事を作る時間があること
3、ジャンクなものを食べたい欲求が全く無くなったこと
4、スキンケアや運動など、セルフケアにちゃんと取り組む時間と気持ちの余裕があること
5、住まいを掃除したり片付ける時間とやる気が戻ったこと
などなど。本当にね、辞めてよかったわ。
だが「もっと早くに辞めればよかったのでは?」と問われたとしたら、私は否、と答えるだろう。
だって、半年分、ちゃんとお金はもらえて、それを貯えられたし。
ただ、半年より長引いたら体か精神がもっと大きなダメージを受けていたと思うので、ギリギリのタイミングで足抜けできたと思っている。
世の中には仕事や学校をやめることで「やめ癖・逃げ癖がつく」という意見を持っている人が多数いると思うが、私は意外にもこの意見には賛成である。
というか、これはもう本当に、個々のケースによって違うので、簡単に「嫌なら逃げろ」とも「せめて〇〇(ある期間)までは続けろ」とも言えないと思う。
私は「なんでも簡単にやめさせたら逃げ癖がつく」という教育方針の家庭で、
もう死ぬほど嫌になってた習い事なんかも続けさせられるという環境にあったせいか、
そういう思想が成人しても頭にこびりついており、
結果いろいろ痛い目にあったりして、
「やめ時って肝心」ということが身にしみてわかったタイプである。
一方で小さい頃から、
「やめたいならすぐやめさせる、やりたいことはなんでもやらせる」という方針で育てられた人たちが、
学校や人付き合いなんかも簡単に辞めてしまって、人の信頼を失ったり、
本人が思い描いていたであろう人生から大きくカーブを描いて逸れて行ったのも目にしているので、
これは本当に、ケースバイケースであろうと思う。
(いや、もしかしたらそういう人たちが結果ものすごーく幸せに生きているかもしれないのでなんとも言えない。
でも私はそういう人たちとは疎遠になってしまったので、どういう人生を今送っていて、幸せなのかどうかなど知る由もない。)
いじめとかハラスメントとかがある環境で、
なおかつ本人が心身に不調をきたしているなら即辞めるなり休むなりしたほうがいいし、
もしくは次に行くあてや代替の場所があって、
本人が元気で次に移行できるならさっさと辞めたほうがいいと思う。
(ただ、日本という社会でずっと生きていくつもりなら、簡単に大学は辞めないほうがいいと思う。特に2年生の後半以降は。
1年生で「あ、この大学(学部・学科)では自分が勉強したいことができない」と気づいてしまって浪人して翌年どっかに入り直すならいいと思うが。)
私の場合は、コロナ禍が終われば前職に復帰できる可能性が高いこと、
貯金もまあ、数ヶ月は問題なく生きていける程度にはあるし(夫もいるし)、
なによりドイツ語の勉強に身が入らないのは痛すぎたので、
辞めることを決意したし、本当、辞めてよかった(2回目)。
今は毎日毎日ドイツ語の勉強と運動と料理と趣味で忙しい。
そして大変幸せである。
あと1ヶ月くらいとりあえず勉強に没頭して、世の流れを見据えつつ、それから求職活動しようかと思っている。