こちらの記事の続き・・・というか・・・
タイミングよく(悪く?)、上記の記事を書いてすぐ後、
「私をなめてるっぽい若いドイツ人女子グループの筆頭」的な女子社員との間で、
小さなトラブルが起こってしまいました。
基本的にとても自責的な私が「どう考えても私の責任じゃない」と胸を張って言える損失を、危うく私の責任にされかけましたw
いや、損失といっても日本円なら2万円くらいのことで、会社がどうのこうのなる損失じゃないけど、失えば面白くない金額ですよね。
それは飛行機のチケットのことで、彼女が1日早く私のチケットを予約してしまったんです。だから私は休日を1日潰される形になってしまった。
もし、彼女が普段から私に普通のレベルでフレンドリーだったら、私は多少の文句は言えども、その便で飛んで、出張先で休日を過ごすことに同意したでしょう。
もちろん私だって休日を自宅でゆっくり過ごしたかったけれど、
もし彼女が
「yamoriごめんね、その日の食事代は会社から少しでも出すようにするから、1日前の飛行機で行ってくれないかな、飛行機の予約し直しはとっても高いのよ」
と少しでも申し訳なさそうに言ってくれていたら、もう全然1日早く飛んでいたことでしょう、お人好しなので。
私が徹底抗戦したのは、彼女の態度があまりにもひどかったからです。
私「飛行機の日程が1日早いみたいなんだけど・・・?」
彼女「は?それで?私のせいじゃないし今更どうにもできないから。変更は高すぎるし無理。」
という感じです。
ちなみに私、彼女より一回り年上ですよ・・・そして、それはどう見ても彼女の責任、いや、100歩譲って誰の責任でないにしても、私の責任ではないのに、私のことを何も考えていない発言・・・
私は彼女と私の共通の上司のところに行きました。
そしたらですね、なぜか彼も私に対して若干疑問あり気味に話してくるんですよ。
で「君は私のメールを読んでないのかい?」とかいうから、どのメールですか?あなたからのメールは全部目を通してますし、なんなら迷惑メールフォルダだって念の為ちょくちょくチェックしてますよ!と私にしては珍しく、しっかり!はっきり!ご意見申し立てたところ、
上司が私に送るべきメールを送っていなかったことが発覚。
(仮に彼がそのメールを私に送っていれば、飛行機の予約の前に私がおかしいと気づけた可能性あり)
でね、その、彼のメーリングリストに私の名前が入ってなかったのを彼が見つけた時の反応がね、
「(PCに映し出されるアドレスリストを眺める・・・私のアドレス・・・無い・・・おもむろに顔をこちらに向けて)
・・・さて、じゃあ正しい日程でなるべく安い移動手段をいくつかピックアップして私に送ってくれるかな」
って感じでね、やっぱり「悪かった」の一言がないんですよ。
謝る文化、っていうのが日本人特有だっていうのはわかっているつもりです。
こちらの人はよっぽどのことがない限り謝らないというのも身を以て感じていました。
でも、その前述の彼女のこともあって、その時はどうしても「すまんかったね」ぐらい期待してしまいました。
でさらに、上司は彼女のところに行って、今回のことがどうして起こったのか、聞いたそうです。そしたら彼女の返答は「彼女は Ausländer (ガイジン)だから、私の言ったことをちゃんと理解していない、それが原因だ」と。
その後上司からは「わからないことをわからないままにしないでね!」みたいなお叱りのメールが来ました。
もちろんちゃんと返信しました。
「今回の件、対応ありがとうございました。とても残念ですし、直前の変更がよくないのは重々承知しております。また、私の未熟なドイツ語のせいで口頭で伝達ミスが起こりうることも承知です。それが私が出張予定を全てEXCELシートにして、日時・場所・手段全て明確にした表を、数ヶ月前に彼女に送った理由です。これは彼女の要求でした。その後、彼女からは一切の変更の指示はありませんでしたので、全てうまくいっていることと思っておりました。また、今後このようなことを防ぐためにも、私のアドレスをリストに入れて、メールを送っていただけると嬉しいです」と・・・
何が言いたかったかと言いますと、この「そこは流石に謝らない・・・?」という気持ち、どこに持ってったらいいんでしょうね。
(日本じゃないんだから・・・って諦める方向か、それとも彼らが改善すべき問題であって私は何もできない・・・という方向か)
っていうことと、
「Ausländer」というだけで何かの理由になってしまうの、すごい心が削られる、ってことです。
なんというか、今回のことは誰かにひどいことされた!という悲しみではなくて、
「何か」にカテゴライズされて、それで問答無用でバッサリ切られてしまう、
痛みと喪失感がありました。
私はますます今後、自分の言動に気をつけようと思います。
誰かに何かのレッテルを貼って、それだけで何かの「理由」にしていないか。