ウィーンで一番大きなクリスマスマーケットに行ってきた事を前の
(記事の中の写真)
この後ろの建物は市庁舎(Rathaus: ラートハウス)と言います。
先週、研究室のみんなでだべってる時に、
『クリスマスマーケット、行った?』
って聞かれたので、
『いちばん大きなRathausのに行った!(えっへん)』
って答えたら、
その場にいた全員に
『シャイセー・・・』って言われました。
Scheiße! は英語で言うところのShit!です。
ここでは「あかーん・・・」ぐらいの意味ですかね。
『あそこは観光客用のとこで人がいるばっかりだよ!』
って言うんです。
『真のクリスマスマーケットではない』
と。
いや、言うても私、観光客みたいなもんだからね?
とは思ったんですが、しょうがないので地元民おすすめの
クリスマスマーケットを教えてもらいました。
それがSchottentor駅近くのクリスマスマーケット。
こちら、前述のRathausから歩いて3分くらいで着きます。
Rathausと比べると、もっとこぢんまりしてて、
あと、名産品とか工芸品とか、道の駅みたいな屋台が多かったです。
来ている人も年配の人が多くかったです。
小雨なのに結構人が多くて、
たくさんのおじさんおばさんが屋外のテーブルを囲んで
Glühwein(グリューヴァイン: ホットワイン)をしこたまのんで騒いでました。
ここらへんも日本とは違う感じ。みんな気が若いように思います。
帰り道、なんというか、自分の中から元気が湧いてくるのを感じました。
大学の帰りに直接寄ったんですが、雨もぱらついてたし、
正直、どうしようかなー、と思ったんです。
クリスマスマーケットの醍醐味ってGlühweinだと思うけど、
私、シナモンとかスパイスの匂いが苦手で飲めないし。
ひとりで行ってもつまんないだろ、どうせ、と。
確かに寒かったし、ワインは飲めないし、食べ物も興味ないし、
売ってるものも欲しいものはほとんどない。
でも、こうやって実際に足を動かして、
色とりどりの光とか、ろうそくとか、クリスマスのオーナメントとか見て、
人いきれの中につっこんで、ワインとかお肉の匂いをかいで、
おじちゃんやおばちゃんが楽しそうに話してるのを聞く。
そういうのが大事で、それだけで元気になれるんだな、と思いました。
そしてこの元気も「論文イヤだー!」とかそういう気持ちに追われてすぐ
なくなるんだけど、
そうしたらまたどっかにお散歩に行けばいいんだ。
そのくり返しでいいんだ、と思えた事が、今日の収穫です。