死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

リベンジ、クリスマスマーケット

ウィーンで一番大きなクリスマスマーケットに行ってきた事を前の記事に書きましたが、

 

yyyamori.hatenablog.com

 

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(記事の中の写真)


この後ろの建物は市庁舎(Rathaus: ラートハウス)と言います。

 

先週、研究室のみんなでだべってる時に、


クリスマスマーケット、行った?

って聞かれたので、

 

いちばん大きなRathausのに行った!(えっへん)

って答えたら、


その場にいた全員に


シャイセー・・・』って言われました。

Scheiße! は英語で言うところのShit!です。

ここでは「あかーん・・・」ぐらいの意味ですかね。

 

あそこは観光客用のとこで人がいるばっかりだよ!
って言うんです。
真のクリスマスマーケットではない
と。

 

いや、言うても私、観光客みたいなもんだからね?

とは思ったんですが、しょうがないので地元民おすすめの

クリスマスマーケットを教えてもらいました。

 

それがSchottentor駅近くのクリスマスマーケット。

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こちら、前述のRathausから歩いて3分くらいで着きます。

Rathausと比べると、もっとこぢんまりしてて、

あと、名産品とか工芸品とか、道の駅みたいな屋台が多かったです。

来ている人も年配の人が多くかったです。

小雨なのに結構人が多くて、

たくさんのおじさんおばさんが屋外のテーブルを囲んで

Glühwein(グリューヴァイン: ホットワイン)をしこたまのんで騒いでました。

ここらへんも日本とは違う感じ。みんな気が若いように思います。

 

 

帰り道、なんというか、自分の中から元気が湧いてくるのを感じました。

 

大学の帰りに直接寄ったんですが、雨もぱらついてたし、

正直、どうしようかなー、と思ったんです。

クリスマスマーケットの醍醐味ってGlühweinだと思うけど、

私、シナモンとかスパイスの匂いが苦手で飲めないし。

ひとりで行ってもつまんないだろ、どうせ、と。

 

確かに寒かったし、ワインは飲めないし、食べ物も興味ないし、

売ってるものも欲しいものはほとんどない。

 

でも、こうやって実際に足を動かして、

色とりどりの光とか、ろうそくとか、クリスマスのオーナメントとか見て、

人いきれの中につっこんで、ワインとかお肉の匂いをかいで、

おじちゃんやおばちゃんが楽しそうに話してるのを聞く。

 

そういうのが大事で、それだけで元気になれるんだな、と思いました。

 

そしてこの元気も「論文イヤだー!」とかそういう気持ちに追われてすぐ

なくなるんだけど、

そうしたらまたどっかにお散歩に行けばいいんだ。

そのくり返しでいいんだ、と思えた事が、今日の収穫です。