死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

自宅待機14日目:太った

結構ショックだったので、タイトルに書いてしまった。

 

quarantine のご命令から2週間、毎朝、人のいない早い時間に20分ほどジョギング。

筋トレとヨガとストレッチをやって、

ご飯はなるべく繊維質のものを食べ、

大好きなおやつを減量、

大好きなミルクティーも1日1杯だけにし、

夜も15分ほど走って、筋トレして、

毎日筋肉痛になるほど、

これまでの自分にないほどにエクストラで運動していたのに、

 

1kg弱も太った!

 

やっぱり仕事で体を動かしていた分と、

買い物や家事、今はできない長距離お散歩で動いていた分って、

大きかったんだなあ・・・と実感。

 

あとは食べ物をもっと節制しなければいけないのかもしれない。

普通に仕事してた時みたいになんでもおいしくもりもり食べてはいけないのだった・・・

体調はすこぶるいいんだけどなあ・・・

 

最近ウィーンはいいお天気で、

可能な限り外で陽の光を浴びたがるオーストリア人は我慢できないだろうな、とは思っていたけど、

先日、買い物のために外に出たら、スーパーへの道の途中の大きな公園に、

うじゃうじゃ人がいました・・・

 

外出自粛、守れていない人が多い。

 

まあ、お散歩は許されているとはいえ、サイクリングの人もブンブンしているし、

夫がウィーン郊外の高齢の叔父の御用聞きに車で向かったところ、

某日光浴スポットの観光地の駐車場は、満杯だったそう。

ハイキングをしている人がこれまたうじゃうじゃしていたとのこと。

 

もし怪我して運ばれたりすると、コロナウィルス関連ですでにいっぱいいっぱいの医療機関のキャパシティを小さくしてしまうため、不要不急なサイクリングは一応禁止ということになっているのだが、罰則はない様だし、気にしない人は気にしないのだろう。

 

とってもアウトドア派の人はもう、家にいるのが耐えられないのかもしれない。

だからってルールを破っていいというわけではないが。

 

私はもともとそこまでアウトドア派ではないので(インドア派でもないが)、今のところ早朝のジョギングとお買い物や義母の御用聞きついでのちょっとした散歩で満たされているが、

遊び盛りの子供のいる家庭など大変だろうな、とは思う。

 

だが、私はウィルスをナメて痛い目を見るより、

良い子でおうちにとどまり(ちょっと)太ることを選ぶ。

 

今日は夫とWiiでゴルフとボウリングをして遊んだ。

全く運動にはならないが、気晴らしには良かった。

 

Wii Sports

Wii Sports

  • 発売日: 2006/12/02
  • メディア: Video Game
 

 オーストリアの3/29 までの累計COVID-19 感染者数は、8,536名、死亡者数は86名。

 

自宅待機10日目

昨日でちょっと軟禁生活が10日になった。

 

今のところ、特に深刻な問題もなく過ごしている。

アパートに夫と2人ほぼ閉じ込められているような状態だが、割と仲良く楽しくやっている(自宅待機の影響で現在DVの件数が増えているらしい。弁護士の知人は離婚の訴訟も急増するだろうと言っていた・・・)。1日1ヶ所の大掃除も継続できており、これがけっこう気持ちいい。

 

私はついでに自分の所有物の片付けも毎日1ヶ所追加しているので、10日も経つと家がかなりすっきりしてきた。片付けがゆっくり徹底的にできるのはありがたい。

 

 

今のところ心配なのは自分の運動不足。

普段体をけっこう動かす仕事だったので、ストレッチ以外は、あまり自宅で運動をわざわざしていなかったのだが、

仕事もキャンセルになり明らかに有酸素運動が足りないので、1日に30分ほど、ジョギングやエアロビで心拍数をあげるような運動をしている。

(今のところ散歩のための自宅近くへの外出は許されているので、アパートがあるブロックをぐるぐる回っている・・・あとはアパートの階段を上り下りしたり)

あとは筋トレと、ヨガ。

しかし、自宅にいる時間が長いと、ついつい頭脳労働で疲れて(ドイツ語とか)おやつを食べたり甘くてあったかい飲み物を飲んでしまうので、

頑張って節制しているが、どうなることやら。体重計は怖くて乗っていません・・・

 

まあ、そんなことで悩んでいられるのも、知人友人親類縁者に感染者がおらず、我が身のことと感じられないというだけなので、健康であることに感謝しなければ。

 

会社も今のところ持ちこたえていて、政府からの援助も今週あたり投入されるらしく、お給料ちょこっとカットくらいで済んでいる。頑張れ経営陣。

 

今日は台所の鍋を整理した。

明日は流しの下の掃除用具類を片付ける。

 

ラジオからオーストリアおよび欧州各国の今日までの累計の感染者数や、死者数が流れてくる。

私にできることは何もない。私にできること以外は。

自宅待機5日目

自宅ちょっと軟禁生活も5日目となった。

(ちょっと、というのは、スーパーとかは普通に開いているし、家の外に出たら怒られるとか警察に注意されるとかいうレベルでは今のところないので)

 

仕事のことはどうしようもないので、割り切って、家の中でできることを最大限することにした。

(頑張れ上層部。倒産は免れてほしい。今の仕事、好きなのだ)

 

まず、夫と毎日1ヶ所決めて大掃除している。

それに加えて自分の管理下にある場所を一人で1ヶ所、1日2ヶ所を徹底的に片付け。

今日は自分の靴を整理、手入れし、夫とは食料庫の整理をした。

あとは、ドイツ語の勉強、運動、他にアンケートに答えるとか、インターネット上でできるちょっとしたお小遣い稼ぎ。

 

毎日、健康の問題上、外に買い物に行けない義母のところに、徒歩で御用聞きに行っているのだが、今日など、お天気がいいので、部屋にこもっていることに耐えられなかったと見える人たちが、かなり路上に出てきている様子だった。

ランニングウェアを来てがっちり走っている人も結構見かけた。

 

・・・それでいいのか、外出禁止令。

 

見かけたトラムはほぼ無人状態だったが、地下鉄はかなり人が乗っているようだった。

まあ、こういう状況でも仕事に行かないといけない(および仕事に行くことが許されている)人はいるのだからそういうもんなのかもしれないが、

それにしても多すぎるような気もした。

 

空港も閉鎖ではなく、オーストリア航空の全線および一部航空会社のみ運航休止というだけで、普通に国内外を移動している人間はいるようである。

以上は、空港で働く友人からの情報。

 

明日は、お菓子づくりの道具を片付けて、鍋なども整理しようと思う。

 

コロナウィルス狂騒

・・・について書くかと思えばそうではない。

 

私は自分でコントロールできない何かについて考えるのはストレスになるだけなので深くは考えない。環境問題も和平問題もそうだけど、自分にできることをただ淡々と行うだけだ。

(地元産の食べ物を買うとか募金するとか)

(羊のような生き方だと批判されるかもしれないが、私が生き延びるためには必要なことだと判断している)

 

今回のコロナ騒動で一番ダメージを食らう業界に勤めているおかげで、ここから先少なくとも2ヶ月くらいの仕事がなくなり、自宅待機で現在は休暇扱い、会社潰れちゃうんじゃないのという状況だが、私にできることなど何もない。ので、淡々と規則正しい生活をしている。

 

ウィーン市内は軽く恐慌状態であるらしい。

らしい、というのは現在ドイツにいるからである。

出張の前日から、休日をぶつけて、目的地の近くに住む(といっても仕事の予定だった場所からは300kmほど離れているが)友人宅を訪れていたところ、コロナウィルス対策のため、仕事が急遽キャンセルになったと連絡が入った。友人の好意に甘えて、帰りの飛行機の日まで滞在させてもらっているが、どうなることやら。

私のフライトまで、ウィーン・シュヴェヒャート空港が閉鎖しないことを祈るばかりである。

 

夫はスーパーがすっからかんだった話とか、チェコおよびスロバキアに面している国境が封鎖されて、夫の母の介護士さん(チェコ人)が来られなくなった話だとかを、毎日電話で伝えてくる。

 

私にできることは何もない。私にできること以外は。

 

ただ淡々と生きていくだけである。

 

読書「聖なるズー」濱野ちひろ

本当に面白かった。 

聖なるズー

聖なるズー

 

 20代から10年にわたってパートナーからの性暴力を受け、そのことにもう20年ほども悩み続けて来た著者が、文化人類学的な面から自分のトラウマに向き合うために大学院に入り、色々あって「動物性愛」について研究。主にドイツの動物性愛者のグループの面々とのコミュニケーションを通じて、筆者の「セックスの暴力性」などに関する考え、その変化などをまとめたノンフィクション。

 

うまく言えないけれど、とても手応えのある読み心地で、休み休み、2日かけて読んだ。

私には特に欧州の動物と人間の関係についての記述が興味深かった。

 

というのも、オーストリア・ドイツ人の愛犬家、特に女性と話していると、時々、猫なで声で

「〇〇(犬の名前)〜、ママはここよ〜」

などと、犬を擬人化というか、自分の子ども扱いした態度をとる人がいるのだが、

私はそれがとても嫌いで、一見犬を可愛がっているようで、犬に対する尊敬がない態度だと感じていた。

 

そこいらへんが多少スッキリしたし、夫にも1日中この本の話をしてしまうほど、影響され、とても読んで良かったと思える本だった。

 

著者の方は、この本を書いたり、この研究をしたことで、自分が受けたことの傷が少しは癒されたのだろうか。

そうだと願いたい。

冒頭に彼女が受けた暴力の描写があるのだが、こんなことがあってはならない。

 

 

バレンタインだった

相変わらず仕事(しかも出張)だった。

 

昨年も出張で、スーパーでインスタントのスープとチップスとかの適当な晩飯を買い込んでホテルに戻ったところで同僚に鉢合わせ、

「それがバレンタインのディナー!?」

と呆れられたのを覚えている。

 

今年も今年で出張で、ディナーは同僚たちと食べたが、別に特に素敵なものを食べたわけでもない。

夫からは一応のメッセージが来て、こちらからも電話した。

 

Happy Valentaine's day! whatever it is...

 

という感じで。実際、バレンタインがなんなのかいまだによくわかっていない。

本来、夫婦は何をすべきなのか。会えない場合の選択肢は?

 

 夫の海外出張に私の日本行き、さらに私が同僚のトラブル対応で予定外の出張が入り、

なんだかんだで3週間くらいろくに夫に会っていない。

 

色々話したり、ゆっくり一緒に料理したりしたいが、

帰ってもきっと忙しくて、なかなかそんな時間は取れそうにない。

 

 

ただの日記。早起き・日本人の友達・these days。

また今日も朝5時に起きた。

日本から戻ってきて1週間以上経つというのに、時差の影響が残っているのか、

ここ最近はずっと、夜9時には耐えられないほどの眠気に襲われ、朝5時には目が覚めてしまう。

 

今日は休日だったので、朝から濃いめのミルクティーをいれ、それを飲みながら、ドイツ語のシャドーイングをした。

いきなり脳をフル活用したせいか、頭がうっ、となる感覚がしたので、甘いミルクティーを追加しながら、シャドーイングを終了。思ったよりちゃんとできて、けっこう嬉しい。

冷蔵庫を開けて、炊き込みご飯を作ろうと思ってきのう、鶏肉を買っていたことを思い出す。朝6時から炊き込みご飯作成。

台所に立つときはいつもラジオをつけるのだけど、大好きな"these days" という曲が、ものすっごい雑にカットされたバージョンで流されて、うんざりした。

 

洗い物をして、洗濯・掃除をしながら、疲れたらお茶を飲み、ドイツ語をやりながら米が炊けるのを待っていると、海外出張中の夫から現地に着いたと電話があった。

起きていたからいいものの、朝7時前に電話がきてびっくり。

 

お米が炊けたので、朝ごはんの分を少し取り、残りはラップで包む。粗熱が取れるまで放置。

 

お昼過ぎに友人宅を訪れる約束をしていたので、身支度をして、出かける。

今日のウィーンは変な天気で、風が強く、あられが降ったりしている。

帽子を忘れてしまって、トラムを待っている間、耳が冷たかった。

 

トラムを1回乗り継いで着いた友人宅で、おいしいお茶をいただきながら、何時間も話し込んでしまった。

話がしやすい、聞き上手で、しゃべり上手な貴重な日本人の友人。

 

帰ってきて、残り物で適当にご飯を食べて、洗濯の続きをする。

夫がいないと、さみしいけれど、1日くらいは、大がかりに片付け・掃除などできるのでよかったりもする。


Rudimental - These Days feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen [Official Video]

 

これがその好きな曲。もう2年も聞いててもあきない。

そして我が家の夫婦円満に一役買っている気がする。

滅多に夫婦喧嘩などしないが、喧嘩未満状態の時にこの歌を聴くと、もうどうでもいいし仲直りしよ、と思う。