お昼を久しぶりにレストランに食べに行った。
オーストリア料理のお店。
その日は「肉!」という気分だったので、
スペアリブのグリルを注文した。
何回かこのレストランは来たことがあって、
スペアリブが巨大なことは知っていたので、
1つだけ頼んで夫とシェアすることにした。
雨上がりで、太陽は出てるけどそんなに暑くなかったので、
中庭の席をとった。午前中の激しい雨のせいかお客さんはまばら。
この季節だと昼時はいつも満席らしいのだけど。
夫は大きなりんごジュースのサイダー割りを、
私は小さなエルダーフラワーシロップのサイダー割りを頼んで、
飲みながら料理を待った。
向かいのテーブルにスペイン語を喋るおばちゃんがひとりで席を取った。
観光客らしい。このレストランはあたりだよ!と心の中でつぶやく。
隣の席のご婦人は二人とも犬連れで、
肉料理の匂いに浮き足立ったポインターが "Platz!!"(=伏せ!)と叱られている。
運ばれてきたスペアリブは相変わらずの大きさで、
2つ頼まなくて良かったー、と胸をなでおろした。
甘辛いソースで照り照りかがやいていて、
上にフレッシュタイムが乗っかっている。
フレッシュタイムの葉を指でこそげ落として、
肉の上にパラパラとかける。
ソースがべっとりしているので、うまいことひっかかってくれる。
ナイフで肋骨と肋骨の間を切り離し、
1本手にとって肉にむしゃぶりつく。
おいしい!
甘辛いソースと、脂ののった肉、おいしさをタイムのさっぱりした風味が引き立てる。
ディップは、白とオレンジ色。
白はガーリックとサワークリーム、オレンジはフルーツっぽかった。
ガーリックは好きなんだけど、サワークリームの風味が苦手な私はもっぱらオレンジ色のをつけて食べた。ディップをつけるとさらにおいしい。
つけあわせのポテトフライも、ローズマリーとパプリカが効いていておいしかった。
あっという間に完食。
ごちそうさまでした。
普段はあまり肉を食べないので、たまにがっつり食べるとすごい満足感。
骨つきの肉をかじる、という行為がさらに、エネルギーを得た!という感覚を増す気がする。