死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

留学初日、あったらよかったもの

今週のお題「私のタラレバ」

 

基本的に「たられば」でくよくよしない性格です。だって意味ないし!

 

なので、後悔はしてないけど、誰かの役に立ちそうな、

留学初日、こうし「たら」よかった、

留学の当日に持って来「れば」よかったもの、をあげます。

 

なぜ「留学の当日」に絞ったかというと、

私が一番困ったのが留学初日とそれに続く2日3日だったからです。

 

たいていのものは時間が経つうちにどうにかこうにか手に入ったり、

解決するものなんですが、初日はそうじゃない。

 

私の「たらればリスト」は

  1. 飛行機の到着を真昼間にすればよかった
  2. 携帯を解約しないで持って来ればよかった
  3. お湯を沸かせるようにすればよかった

 

私は月曜の夕方に着く便でウィーンに来ました。

当時は直行便があって、それが1日1便だったからです。

この時点で大学の研究室はしまっており、さらに契約していた寮の事務もしまっていました。寮の鍵は事前に教授が大学の警備の部屋に預け、それを受け取ることになっていました。

 

問題1: 警備員がいる部屋がわからないが、電話もインターネットも使えない

 

日本で契約を切ってしまっていたため、スマホwi-fiのみ。

なので誰にも連絡が取れない状態でした。

警備の部屋はものすごいわかりやすい場所にあったのに、パニックになっていたのか見つけられず。18時頃になってしまい、日も暮れ始め、学生さんもいない!

結局、夜の実験か何かがある学生さんが偶然、大荷物を抱えてうろうろしていた私を見つけて、事情を聞いて案内してくれました。

 

問題2: あったかいものが飲めない

 

部屋につき荷物を降ろし、なにかあったかいものが飲みたいなー、と思いました。

多分19時頃だったと思います。

一応、日本の空港で菓子パンを一つ買って持ってきてはいました。

あと空港から寮まで乗ったタクシーの運ちゃんが、お腹空いたー、と言ったらりんごをくれました。笑

寮の個室にキッチンはあったのですが、お湯を沸かす道具がない。

この時点でへとへとで出かけたくないし、実際ウィーンの多くのスーパーは閉まり始める時間です。最近は20時までやってるとこも増えてきたけど。

仕方なく菓子パンとりんごとお水で晩御飯です。

(水道水が安全でおいしいのはオーストリアのすごいところ!)

ただ、私はあったかい飲み物がないと落ち着かない性質なので、その夜はあまり眠れませんでした。

 

問題3:インターネットにつなげないので教授に連絡が取れない

 

明日、どこに行って挨拶すればいいのか、教授にメールしようとしました。

寮には無料のwi-fi がついてる、と事前に知っていましたが、

使用するにはなんと、事務からパスワードを発行してもらわなければいけなかったのです。

それを知らなかった私(だってどこにも書いてなかったし)。

家族に「無事ついた」という連絡もできず、

明日どこに行けばいいんだ!ということもわからず、

心細い夜になりました。

 

問題4:朝ごはんがない!

 

たいした問題じゃないんですけど、

お腹がすくと心細さが倍増するんです!

 

結局、次の日は朝から大学をうろうろして、自力で教授の部屋にたどり着きました。

「連絡がとれなくて心配したわ!」と言われ、反省。

ご挨拶と施設案内ツアーのあと、

すぐにオフィスに行き、使用可能なデスクトップPC付きのデスクに案内されました。

やっと自分のノートPCかスマホからインターネットにアクセスできる!と思いきや、

それには大学事務に行って在籍証明とかをとらなきゃいけないので、

しばらくはこのデスクトップしかつかえない、とのこと。しかし!

 

問題5:このデスクトップでは日本語が入力できない

 

なので、日本の教授や友人には英語で「無事つきました」と連絡ができたのですが、

私の両親は英語があまり得意ではないので、困りました。

そこで"learn japanese"などで検索して、日本語のページを幾つか開き、

そこからコピペで文字を拾い上げて

「きのうぶじついた にほんごがうてない あとでれんらくする」という、

 

「新聞を切り抜いてつくった脅迫状」みたいなフォントバラバラのメールを両親に送りました。

両親はメールしたのに返事がなく、とても心配していたとのこと・・・

 

そのあとは、寮の事務でwi-fiを開通してもらい、

研究室の同僚に住民票の登録(オーストリア到着後3日以内にしないといけない)

と公共交通機関のカードを作ってもらい、

これでやっと、住む、買う、連絡するに困らなくなりました。

また、携帯は2週間後くらいに、こちらの人に相談しつつ、落ち着いてから手に入れました。

 

ここでリストのおさらい

  1. 飛行機の到着を真昼間にすればよかった
  2. 携帯を解約しないで持って来ればよかった
  3. お湯を沸かせるようにすればよかった

 

1.飛行機の時間を真昼間にすればよかった

当時はウィーンー東京の直行便があり、さらにそれが1日1便で他の選択肢がなかったので仕方ないといえば仕方ない。

あと、留学初日に乗り継ぎ便はおすすめしない。

ただでさえストレスが多いのに、これで乗り継ぎのストレスや、

万が一にもラゲッジロストなんて起きた日には泣くに泣けません。

 

でも、もし直行便が複数ある場合や、乗り継ぎ便しかない場所に留学するなら、

到着時間は昼間にしておいた方がいいです。

そうすれば、教授や寮との連絡もスムーズで、インターネットの接続なども早いうちにできると思います。

また、初めて行く土地では、日が暮れると得られる情報が激減するので、明るいうちに事が済むように、高くても午前中に着く便で来た方がいいです。

 

2.携帯を解約しないで持って来ればよかった

いざという時に、ローミングで電話やネットが使えるのは、安心です。

バカスカ使ったりしなければ、高くとも数千円で済む範囲です。

万が一、寮や大学など目的地に着かなかったり、鍵が手に入らないなどのトラブルにあっていたら・・・近くに人が通りかからなかったら・・・

日本の3大キャリアは、電話と書類で本人確認ができれば、家族にショップに行ってもらって解約ができます。確か。

 

3.お湯を沸かせるようにすればよかった

 携帯の湯沸かしポットか、フライパンの一つでもあると便利です。

 あとはお好みでカップラーメン。日本のコンビニには紙コップとお茶やコーヒー、砂糖のセットが売ってますよね、あれも良いと思います。

食器を買うまでは大変なので、使い捨ての食器や調味料も少量あると便利。

 

 以上が私のたらればでした。