今日は余ったいちごにお手製のジンジャーシロップを少々と、
アーモンドミルクと豆乳を入れて、
スムージーにして飲んだ。
それで、ふと豆乳のことで思い出したことがある。
豆乳や豆乳ドリンク、アーモンドミルク、ライスミルクなどが、
牛乳の代替としてスーパーで普通に売られている。値段も高くない。
私は乳製品が苦手なので、日本にいた頃から好んで豆乳を飲んでいた。
ある日、私が仕事場で休憩中に同僚と豆乳ラテかなんかを飲んでいたら、
若い女の子の同僚がそれを見て、
「私、豆乳大嫌いなの!臭いし変な味がするし、いちど試してみたことあるけどオエッて感じでホント無理だった!気持ち悪いから私は絶対飲まないわ!」
みたいなことを言った。
私はつくづく反応に困り、
え?飲むなってこと?そんなに臭いする?とも思ったが、
別に彼女は私を攻撃したいとか、臭いがするから飲むのをやめさせたいとかいうわけではなく、
会話を続けたいような雰囲気である。
私は「へー、そーなんだー」とあいづちをうっただけで、あとは彼女が他の同僚に自分の食生活(ベジタリアンだが好き嫌いが多くて苦労しており、豆乳は気持ち悪いがアーモンドミルクは超好き、など)をとうとうと語るのをぼーっと眺めていた。
だって、私は誰かの好きな食べものに対して、そういうことを言う人間の思考回路が全く理解できない。
こういうこと、たまに経験する。
(前述の彼女は万事そういう傾向のある性格なので、もう気にしないが)
あと多いのが、私が日本人だということが前提でやってきて、
俺スシきらいなんだよね、生魚たべるとかありえないわー、きもちわるっ、とか。
別にさ、あなたがスシを嫌いで生魚えんがちょ、と思ってるのはいいんだけどさ、
それを好きだと公言している人(もしくは好きな可能性がある人)に向かって「おえー」とか言う必要はないだろう。
こういう人たちに聞きたい。
君たちの会話のゴールはどこだ!?
さらに不思議なのが、こういうひとたち、私個人を嫌いだとか、日本人が嫌いだとか、外国人が嫌いだとかいうわけでもないところ。いや、もしかしたらそうなのかもしれないけど。私が気づいてないだけかもしれないけれど。
もしかしたらジョークなのかもしれない。
私はそれを笑うべきなのかもしれない。
そうだよねー、信じられない食べ物だよねー、とか。
豚肉生で食べる君たちに言われたくないよっ、とか返しておけばいいのかもしれない。
でも、私はなんかそれができない。
俺さー、このあいだ納豆っていうのテレビで見たんだけど、
あんなもん本当に食うの??
って聞かれた時には、
うん。私は大好きだよ。でも日本人でも大嫌いって言う人はおおいから、やっぱり特殊な食べ物なんだと思うよ。
と普通に答えられたし、別に嫌な気持ちにもならなかった。
「きもちわるー」とか「おえー」とか、
そういう言葉は、やりすぎだと思うし、
質問じゃなくて言葉をなげっぱなしにしていくって、
「テロ」と一緒なのでは・・・と思った次第。
その国・地域のユニークな食べ物は、その国・地域の文化だし、食生活は個人にとっても文化であることが多いので、
私はひきつづき発言に気をつけようと思う。
(ただシュールストレミングに対して冷静でいられる自信はない)