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死ぬまでにしたいいろんなこと

死ぬまでにしたいけどわりとすぐできちゃうことを実施して記録するゆとりブログ。(澳国滞在3年目に入りました)

最近の読書記録

 

【1冊目】

帚木蓬生「閉鎖病棟

閉鎖病棟 (新潮文庫)

閉鎖病棟 (新潮文庫)

 

 なんだかおどろおどろしい名前だが、内容はそんなことはない。

 

福岡にある精神病院の入院患者のヒューマンドラマである。

彼らの中には重大な罪を犯したものもいる。

でも、善意の医療従事者や患者同士の助け合いで、

開放病棟とは言いながら閉鎖的な世界でも、幸せを見つけていく。

暗いエピソードもたくさん出てくるが、全体を通して優しい気持ちになれる小説だと思う。

 

作者は現役精神科医である。

理想は交えているかもしれないが、現実から遠く離れたことは書いていないだろう。

昨年の夏、日本では障害者施設で大変いたましい事件が起きたばかり。

この小説は、今、読むと事件に対する考えが広がると思う。

 

【2冊目】

 三浦しをん「ロマンス小説の七日間」

 ロマンス小説の翻訳者である主人公の女性の、締め切りまでの七日間をつづった恋愛小説。

恋人とのごたごたに悩む精神状態が、彼女の翻訳に影響を及ぼし、訳するどころかいらんエピソードを加えて話を改竄しちゃうなど、とんでもない行動をとめられなくなる。

さらっと読めて、とくに大きな感動もないが(失礼)、でもどんどん読めるし、読後感のさっぱりした良い本だった。

食べ物で例えるとシャーベットみたいなパンナコッタみたいな杏仁豆腐みたいな感じ。

 

読書がはかどってる時って、私にとっては仕事が滞っている時なので、

あまり良い兆候とは言えませんw