死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

2018年を振り返る(今年設定した目標は達成できたか?編)

まず今年の抱負を振り返りましょう。

 

yyyamori.hatenablog.com

 

 

①ドイツ語試験B1を受験して合格する!

②今年の夏に日本に行くときにTOEFLを受験し、初回受験でスコア80点をとる!

③精神的な成長を促進し、夢に向かって最短距離で行動できるようにする。

④人間関係のネットを広げ、今ある関係はもっとよいものにする。

 

の4つでした。

 

まず

①ドイツ語試験B1を受験して合格する!

から。

結果:試験も受けてません。

 

ええ、ダメです。必要性がないと(VISA申請に必要だとかなんだとか)尻に火がつかない私の怠惰さがよく表れております。

 

次、

②今年の夏に日本に行くときにTOEFLを受験し、初回受験でスコア80点をとる!

結果:試験も受けてません。

 

ええ、ダメダメです。以下略。

 

次、

③精神的な成長を促進し、夢に向かって最短距離で行動できるようにする。

結果:まあまあ、かな。

語学はダメでしたが、他のことは毎日目標を立てて進めることができました。

今日は仕事のこことここを頑張ろう、みたいな。

 

 

④人間関係のネットを広げ、今ある関係はもっとよいものにする。

結果:結構がんばった。

SNSとか苦手なんですが、仕事の一貫だ!と思ってやっていたら、結構、連絡をくれる人が増えたりしました。私は(ヨーロッパ基準で)かなり人見知りが激しく、社交が苦手なのですが、それでも関係を続けていきたい・・・!と思う人には、まめに連絡をするようにしました。結果、「相談したいときに電話できる」ような知人が2人くらい増えたのは、快挙だと思います。

 

ちなみに2018年の全体的な目標は

"仕事もあるし、住む家もあるし、パートナーとの関係も安心感があるし、

だからこそ頑張りどきということで、2018年は「頑張る1年」にしたいと思います"

ということだったんですが、

「頑張る」に関しては、仕事で求められていたことは100%頑張れました。

あと趣味・好きなこと(お菓子づくりは超がんばりました)も。

 

ただ、仕事のスキルアップであるとか、生活面でも「最低限」以上の努力はできていなかった気がします。掃除機はかけるけど物の整理はしてなかったり。断捨離も途中で性格がキツくなってきているのに気づいて、挫折。パートナーとの関係も、相手の優しさに甘えすぎな気がします。それで問題はないのだけど、もっと何かできるだろ、という感じ。

 

しかし、今年一年かけて、過去に精神的に傷ついていた部分がかなり修復されて強くなってきている気がするので「頑張る」ことはできなかったけど、「頑張る」準備はできたかな、と。

 

なので、今年一年をまとめると、

「目標は半分しか達成できなかったけど、飛躍のまえのエネルギーを貯めた一年」

という感じでした。

 

ただ、数値が決まっていた目標(語学関係)が全くできていないところは、気をつけないと「酸っぱいブドウ人間」になってしまいそうなので、要注意です。

 

次は来年の抱負について書きたいと思います。

 

 

 

2018年を振り返る(何があったか思い出してみよう編)

年の瀬なので、今年の目標を達成できたかなどをチェックしようと思いました。

が、その前に、何があったかざっくりまとめてみようと思います。

ブログを読みながら振り返ってみます。

 

1月

結婚しました。

そういえば今年だったんだ・・・

なんか、100年一緒にいるような気がする相手なので、すっかり忘れてました。

ウェディング的な何かをしなかったせいもあるかもしれない。

 

初夏

引っ越しました。

前よりだいぶせまいフラットです。でも私には十分。

終の住処もしくはもっといい物件に移るまでの暫定住居、という感じなので、特にこだわりもないですが、かなり交通の便がいいところで買い物が楽です。

 

初めて夫と2人で日本に行きました。

いやあ、楽しかった。

 

他は転職の機会があったけれどもお断りしたり、

9月まで仕事が暇だったんで料理やお菓子作りばっかりしてました。

 

10月以降

 

仕事が忙しくなったのと同時に、ちょっと落ち込みやすくなった時期がありました。

今はかなりマシになりましたが、それでも特に大学の同級生と比べると落ち込むことがわかりきっているので、全く情報を入れないようにしています。

あとは例年クリスマスシーズンになるとかなり精神状態が悪くなるので、

(これを欧州のクリスマス最高!カルチャーの人たちに言うと色々と問題になるので誰にも言いませんが)

仕事と家事を淡々とやり、何事もあまり根を詰めないようにしています。

 

来年の決まっている予定は、1月に結婚1周年もかねて小旅行に行くことぐらい。

お金があって、航空券が安いのが手に入りそうなら、日本にも行きたいそうです(夫が)。

私はもっと別のところに行きたい(薄情)。

 

次は今年の目標と来年の目標について書きます。

 

 

最近のウィーン

仕事終わって、

家に帰って、

お腹空いてたからご飯食べて、

食後のあったかいお茶を飲みながら、

「いやー、疲れたわー、そろそろ寝る支度しなきゃー」

とか思って、ふと時計を見ると、

まだ18時だったりします。

 

真っ暗になるのが早すぎて、調子が狂う今日この頃です。

クリスマスマーケットしか冬の楽しみがない私のおすすめマーケットグルメ

私はオーストリアの冬が辛くて仕方なく、ほぼ引きこもりになってしまうので、もう、何かと理由をつけては友達や夫を誘ってクリスマスマーケット(Christkindlmarkt)に行くことにしています。今年だけで、もう、4回、場所を変えて行きました。

 

そんな私のお気に入りのクリスマスマーケットグルメを紹介します。

(ドイツ語の読み方をカタカナで書いてありますが、発音が正確に表現できていないので気になる人は、調べてください)

 

Ofenkartoffel

(オッフェンカルトッフェル)

ものすごい大きなじゃがいもをオーブンでフカフカに焼いて、十字に切れ目を入れたところに、具を乗っけてくれます。トッピングはサワークリーム、ネギ、ハム、チーズなど。このあいだ行った、町外れの植物園のマーケットでは、スモークした魚のトッピングがあって、それがめちゃくちゃ美味しかったです。街中の有名なところでは魚バージョンは見たことがありません。

大きいのでできれば誰かとシェアした方がいいと思います。

 

Kartoffelpuffer

(カルトッフェルプッファー)

千切りしたじゃがいもを油で揚げたしょっぱいパンケーキです。お好みでニンニクの汁をかけて食べます。私はたくさんかける派です。

 

Schokoladen-Obst

(ショコラーデンオプスト)

フルーツのチョコがけ。日本のお祭りのバナナチョコみたいな感じです。中のフルーツはいちごやぶどうなど。私のおすすめはぶどう。

 

Bauernkrapfen

(バウアーンクラップフェン)

農家風ドーナツ、という意味です。普通の Krapfen(イーストの揚げドーナツ)はまんまるで中にジャムが入っていますが、この農家風 Krapfen は真ん中がくぼんだ平べったい円盤型で、凹んだところにお好みのジャムやソースをかけてくれます。私はいつでもオーストリア名物あんずジャムですが、チョコソースとかもあって、おいしそうです。しょっぱいほうがいい人には、ザワークラウトを乗っけてくれるところもあります。

真ん中のへっこんだところはもちもち、外の膨らんだところはフカフカです。

 

Langos

(ランゴシュ)

ハンガリーの揚げパンです。ウィーンの屋台で見かけるものは、たいてい平べったくて大きいです。そしてまたもやニンニク味です。にんにくソースはつけるかどうか聞いてくれます。つけたほうが美味しいと思います。ソーセージを巻いたアレンジもよく見かけます。

 

Gebrannte Mandeln

(ゲブランテ・マンデルン)

キャラメリゼされたアーモンドです。出来立てはホカホカしていて最高。冷めても美味しい。同じ屋台で、他のナッツも売っていることが多いです。

 

Heiße Maroni

(ハイセマローニ)

焼き栗です。冬はクリスマスマーケットでなくても、町中いたるところに焼き栗の屋台が出現します。はっきりいって、すごく美味しい!というわけではないのですが(個人の感想です)、これを食べると冬がそんなに悪いものでもない気がしてくるので、ついつい買ってしまいます。

 

Punsch

(プンシュ)

温かくて甘いアルコール飲料です。オーストリアではラムが入っているものが多い気がします。私のおすすめはBeerenpunsch、ベリーのプンシュです。同じくらい有名な飲み物にGlühwein(グリューワイン)がありますが、私は強すぎるシナモンやクローブの香りが好きではないので、飲みません。スパイシーなのが好きな人にはいいと思います。まあでも、場合によってはPunschにもがっつりスパイスが入っていたりもしますが、Beerenpunsch はベリーの味が強いので、ごまかされてる気がします。

アルコールが苦手な人は、子供用のKinderpunsch (キンダープンシュ)を頼みましょう。

また、プンシュは屋台によって味が違うので、人の出入りが多い人気の屋台で買ったほうが無難です。入り口すぐのところにある屋台はハズレが多い気がします。

 

Jagertee 

(ヤガテー)

「狩人のお茶」という意味の飲み物で、ラム酒と紅茶のミックスです。お砂糖を入れて飲みます。個人的にはプンシュよりスッキリしていて飲みやすい気がします。体をあっためるパワーはすごいですが、ラム酒が結構入っているので飲み過ぎに注意してください。 

Punsch, Glühwein, Jagertee などの飲み物のカップは持ち帰ってもいいし、返却してデポジットをもらってもよいです。

 

その他注意

 

人が多いマーケットではスリも出るそうですので気をつけてください。

超寒いので防寒はしっかりと!周りの現地人が普通のジャケットとかでも信用してはいけません。私はスキーに行くくらいの感じで着込んでいかないと、寒くて楽しめません。

カードはたいてい使えないので現金を持って行きましょう。

トイレの場所を確認しておくといいと思います。

 

 

 

ミッドライフクライシスってやつかもしれない

ここ最近、ずっと夢見が悪い。

 

夢の内容は、高校やら大学やらの同窓会に出て、自分が相変わらず周りに比べて、

ダサかったり、イタかったり、賢くなかったり、稼げてなかったりして、

落ち込む、という感じ。

あとは、同僚に自分がやりたかった仕事を取られたり。いずれにしろ悪夢。

 

普段から心配してることが思いっきり夢に侵攻している感じ。

 

今やってる仕事は、楽しいし、精神的にも肉体的にも健康的だし、仕事の割にお給料はちゃんともらえていると思う。

 

ただ、現地の人にしてみれば、学歴も特殊な資格も必要ない仕事である。実際私の同僚も大学には行っていない人が多い。

私の雇用主としては、EUでは公的に通用しないとはいえ、日本で高学歴で資格もある私は、それなりに信用できて使い勝手のいい人材なんだろうと思う。もしこれがEUの資格ありの人間だったら、もっとお給料払わないといけないし。

 

それは本当に、全然問題ないことで、むしろ海外で就労できてラッキー、くらいに思っているし、自分の今の生活に没頭していれば何も悩むことはないのだけど、たまに日本の友人の近況や、EUで同等の資格を持っている人たちの境遇を知ってしまうと、途端に無意識のうちに他人と比べて、それが夢に噴き出してくるようだ。

 

日本の友人も、こちらの大学での同僚も、どんどん出世して、偉くなり、部下をたくさん持ったり、独立したりしている。もちろんそうじゃない人もいる。

 

私にとっては、仕事だけが人生の全てじゃない。最近、仕事以外の時間を大切にするために、仕事ができるようになった。それはとても嬉しいことだと思っている。

 

 

また、他人と比べるのは大抵ダメな方向に行きがちだが、全く比べないのもまずいと思っていて、バランスの取り方がいつになったら上手くなるのか、不明。

 

とにかく今は、仕事のかたわらお金をかけずにできる語学を頑張っているが、語学は成果が出るまで時間がかかるし、自分では実感がない。

 

 ただ、何かを努力している、という自信が、次の展開につながることを信じたい。

 

 

 

初冬のある日の記録、Christkindlmarkt

先日、仕事終わりの夫と待ち合わせて、クリスマスマーケットに行くことになった。

 

ここ数日のウィーンはめっきり冷え込んで、みぞれだの雪だの雨だのが毎日降っていて、朝から晩までどんよりと暗く、じめじめして、つまりウィーンの冬の通常営業が始まっただけなのだけど、

だからウィーンの冬が苦手な私は、とにかく外出する口実がいつも欲しくて、そんなことがなければ仕事以外は家にこもりっきりになってしまう。

 

その日も朝から空はねずみ色で、冷たい雨が降っていて、私は自分の足の冷たさで起きる始末で、夫と約束したことを早くも後悔した。

 

平日夕方の雨のウィーンは、観光客もいなくて閑散としている。

ミーティングが終わった夫と落ち合って、歩く。

 

ウィーンでは最大規模の市庁舎(Rathaus)のマーケットが一番近かったので、そこに行くことにした。地元民は「観光客しか行かないよ」なんて言うけど、ライトアップされた市庁舎はすごく綺麗だし、大きいツリーもあるので、私はけっこう好き。屋台もたくさん出ていて見応えがあるし。

 

お腹が空いていたので、人間の顔みたいに大きいジャガイモを焼いたものに、サワークリームをこれでもかと乗っけてある "Ofenkartoffel" をまず食べる。私はにんにく入りのサワークリームとハム。夫はセイヨウアサツキ入りのサワークリームとハム。

2人で一つでよかったかもしれない・・・というくらい大きかった。

 

お腹が満たされてもまだ寒いので、名物のあったかいアルコール(Glühwein とか Punsch)を買いに行く。ベリーのプンシュが美味しそうだったので、二人ともそれを頼んだ。

飲みながら屋台を冷やかして歩いた。キャンドルを入れるとウィーンの名物が浮かび上がるガラスの置物が、お土産物にしては結構きれいで、夫が日本に行く時とか、誰かへのプレゼントにいいかもしれない、と言い出したので、どの絵がいいか?とにらめっこする。

夫はモーツァルトがいいんじゃない?と言ったけど、私は妙にリアルなモーツァルトがなんかイヤで(真面目な顔したおじさんをじっと見たくない)、Sisi と宮殿とか、シュテファン大聖堂とかの方がいいよ、と建物推し。結局、市庁舎とオイゲン公(たぶん、夫いわく)に落ち着いた。

 

二人ともプンシュを飲み終わったので、カップを屋台に返してデポジットのお金をもらい、串刺しのフルーツにチョコレートをかけてあるやつを一つ買って、半分ずつ食べて、帰った。

お腹は満たされて、あったかいし、幸せな気分で帰った。

 

冬は毎年冬季うつで悩まされるので、こういうことの積み重ねが、重要。

自己紹介

新しく読者になっていただいた方が読みやすいかと思い、ブログを始めてからのことを、簡単に自己紹介としてまとめました。

 

やもりという名前でブログを2015年1月に始めました。

現在30代前半です。

(後半にさしかかるときにまだブログを続けていたらこの部分は更新します)

女性です。

 

理系の大学〜大学院で研究をしていた時に、

色々と大変なことがあり、

「やりたいこともぜんぜんできないまま、このまま死ぬのはいやだ」

と思ったことがきっかけで、

どんなちいさなことでも、

「やりたいこと」と「達成できたか」「その感想」を記録するために、

ブログを始めました。

 

「欧州留学」は最初、

その「やりたいこと」のリストのうちのひとつでしかありませんでした。

 

縁があって、オーストリア・ウィーンの大学に留学できることになり、2年弱、研究生としてお世話になりました。

 

留学生活の中でも「やりたいこと」を見つけ、努力をしていたところ、

「現地での就職」「外国人労働者としての滞在許可」も叶いました。

(現在では留学中にしていた研究とは全く関係ない仕事をしています。とても好きな仕事で楽しいですし、お給料にも今のところ満足しています)

 

信頼できる人を見つけて「結婚」することもできました。

ただ、結婚はそこからその関係が終わるまでの期間のことを「結婚」と呼ぶのだと思っているので「やりたいことが達成された」とは思っていません。

私か相手が死ぬ時または、何らかの理由で関係が終わる時に、悲しくとも「結婚してよかった」と思えた時が「達成」の瞬間なのではないか、と現時点では考えています。

(私が先に死ぬ場合は達成の瞬間を味わえないかもしれませんが)

 

話がそれましたが、そういうわけで、ブログのタイトルが「死ぬまでにしたいいろんなこと」になっています。

今は住んでいるオーストリア・ウィーンのこと、そこで感じた文化の違いや言語学習に関すること、あとはただの日常を書いています。タイトルを変えたほうがいいのかとも思いましたが、気に入っているのでそのままにします。

 

好きなことは料理(特にお菓子作り)と旅行です。読書も好きですが日本にいるときほどしなくなってしまいました。

悩みの種はいつもドイツ語や英語、コミュニケーションに関する自分のつたなさです。

 

よろしくどうぞ。