死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

1区のベジタリアンレストラン "Tian" に行ってきた

彼氏のお友達の誕生日のお祝いでレストランに行くというので、

およばれした。

 

そのお友達、数年前に原因不明の体調不良を経験したのをきっかけに、

食生活を変えて、ゆるやかなベジタリアン(フレキシタリアン)になったらしい。

 

というわけで、ベジタリアンレストランに行った。

 

1区のTian というレストラン。

 

www.tian-restaurant.com

 

すごく雰囲気のいいお店で(値段もいいですけど)、

お料理もとても凝っていた。

味もおいしかった。

ベジタリアン料理にありがちな、味がものたりないということはなかった。

 

ただ、普段から自炊で野菜を多くとる食事が当たり前の私にとっては、

別に普段の食事と比べて特に健康的でもないし、

「別にわざわざベジタリアン料理として食べなくてもいいかなあ・・・」

と思った。

なんでも食べられる私には、

「・・・普通の美味しい料理を食べるのと変わらないかも?」

という感じで、あまりありがたみが感じられなかった。

 

ちなみにその場にいた他のオーストリア人でベジタリアンじゃない人たちは、

野菜だけでこれはすごい!健康的なのにおいしい!と感心していた。

オーストリアの家庭料理は日本の家庭料理と比べて野菜の量は少ない。

なのでそういう感想になるのでしょう。

 

 健康上、宗教上、または思想上の理由でどうしてもベジタリアン料理しか食べられない!という人にはいいかも。

 

あとワインが好きな人は楽しいと思います。

 

 

 

 

 

日本人にはちょっとおもしろく聞こえるドイツ語の数

 

普段日本語で読んでいる数字をドイツ語にすると、

ちょっと楽しいことがある。

 

例えば、

私のタンデムパートーナーの女の子(オーストリア人)は、

日本が大好きで何回か旅行に行ったことがある。

いつもショッピングが楽しみだそうだ。

 

そんな彼女は「渋谷109(イチマルキュウ)」のことを、

『シブヤ フンダットノイン』という。

 

・・・フンダットノイン!!

(Hundert = 100, Neun=9)

 

カタカナで書くと間抜けだが、 ネイティヴがいうとそれらしく聞こえて楽しい。

 

ほかにドイツ語だとなんとなく楽しくなるのは、映画シリーズ「007」。

日本人はゼロゼロセブン、と、イギリスの映画だからか英語読みだが、

ドイツ語圏ではヌルヌルジーベンと読む。

(null= 0, sieben= 7)

 

・・・ヌルヌルジーベン!!

 

声に出すと楽しい。

 

 

 

ジンジャーシロップ、完成

こないだの、つづき。 

yyyamori.hatenablog.com

 

生姜を洗って細かく切り、

同量の砂糖と、

好みのスパイス、

レモン適量を加えて、水分が出るまで放置。

そのあと、30分ほど煮込んで、完成。

 

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私は空のティーバッグのなかに、

乾燥とうがらしとローリエ、粒こしょう(黒)、カルダモンを入れた。

 

ちなみに液が黒っぽいのはきび砂糖を使ったから。

 

粗熱が取れたら、こして、消毒した瓶に入れる。

 

一晩おいてから、炭酸水でわってジンジャーエールにした。

 

すごくおいしかった!

 

ただ、私はもう少しやさしい味の方が好みなので、

次はスパイスなしで、生姜とレモン、砂糖、はちみつのみで作ってみたいと思う。

 

こういうのを調節できるのが手作りのいいところ。

 

煮たあとの生姜が大量すぎてもったいないので、

スパイスとレモンを取り除いた後、

ミキサーでこまかくして、

製氷皿に入れて冷凍して、生姜キューブを作った。

 

こちらも、スープを作るときにポンと入れるだけで、

体が温まるスープになる。

ジンジャーシロップを作ることにした

ふと思い立って、ジンジャーシロップを手作りしようと思った。

 

私はとにかく冷え性で、昔は自分の足が冷たすぎて、

寝ている間に足先が何かの拍子に別の部分(ふくらはぎとか)に触れると

目が覚めたりするほどだった。

 

もう少し若いときにいろいろ試して、今はかなり改善した。

 

それでもアイスを食べるとガクッと体温がさがるし、

少し外に出ていただけで冷たくなるので、

パートナーには爬虫類よばわりされている。

(ゾンビよばわりされることもある)

 

 

そういえば昔、しょうがを入れたチャイを飲むようにしたら改善したのを思い出した。

 

こちらではそんなにしょうがを取っていなかった。

パートナーがあんまり生姜が好きじゃないので、

料理にもそんなに使わないから、買っても持て余してしまう。

 

毎日しょうがをすりおろしてチャイを作るのもめんどくさい。

 

調べたところどうやら生姜シロップなら日持ちもするし、

冷え性に効果もあるし紅茶にも入れられるしお湯で割ってもいいし、

便利ではないか!

 

今は生姜をスライスして、お砂糖につけて、水分を出しているところ。

 

美味しくできるといいなあ。

オーストリアのびっくり病人食

昨日に引き続き、病人食の話題。

 

 

yyyamori.hatenablog.com

 

今回はオーストリアの病人食について。

 

まず、ちょっと風邪ひいたかな?という時。

オーストリア人に「ちょっと体調悪いんだよね」というと、

けっこうな確率でレッドブル飲んだら?」と言われます。

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あまり日本人には知られていないかもしれませんが、

あの、エナジードリンクレッドブルは、

オーストリアの会社です!

 

そんなに大きくない国、オーストリアから世界に羽ばたいていったレッドブル・・・

もちろんオーストリアで最も有名な会社です。

 

なのでオーストリア人はレッドブル過信大変、愛しています。

 

 

たしかに食欲のない時に、液体で簡単にカロリーが取れるし、ビタミンとかも入ってるんだろうけど、カフェインのせいで辛いのに眠れなくなっちゃったりしないんだろうか。

 

日本で言うところの「生姜湯」的なポジションでしょうか。

 

次に、お腹にくる風邪(胃腸炎)のとき。

 

日本だったら、重湯、おかゆ、にゅうめん、うどん・・・

といった「やわらかくてあたたかいもの」が一般的です。

 

が、オーストリアでは、

 

ラスク(Zwieback)

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が推奨されます!固っ!

 

どんな民間療法だ!と思いますよね?

ところが病院に行きますと、医者にもすすめられます!

腸炎で入院して回復食でまず出てくるのがこれですから!(知人談)

 

弱った胃腸の水分を根こそぎもってかれそうですけど・・・

体力が落ちている病人が噛み砕くの大変そうですけど・・・

 

オーストリアのパンは日本のパンと違ってかなり固いんですが、

普段からそういうものを食べて鍛えてるから、

オーストリアの人には「ラスク」は「食べやすいもの」のうちに入るんでしょうか・・・

 

今年の夏、私、不覚にも胃腸炎になりまして、

2日ほど絶食し(水に砂糖と塩を混ぜた手作り経口補水液のみ摂取。ポ◯リとかOS-◯みたいなものが売ってないので・・・)、

そのあと重湯からはじめたけど、重湯さえ重すぎて食べるのが辛い状況の時に、

パートナーが「これなら食べられるでしょ!」とZwieback (ラスク)をスーパーで買ってきてくれた時、

なんの冗談かと思いました。

 

もしオーストリアであなたが病気をして、誰かがラスクを買ってきても、

それはいやがらせではなく、れっきとした病人食なので、

ありがたく受け取りましょう!

食べられるかどうかは別ですが。

風邪をひいた時といえば・・・?

風邪をひいてました。

 

私が体調が悪いというと、

オーストリア人のパートナーはビーフスープを作って小分けにして冷凍しておいたやつをあっためなおして出してくれます。

ビーフスープといっても、牛肉と牛骨と野菜とハーブをアクを取りながら丸一日コトコト煮込んでとった、透明なやつで、とても胃に優しいです。

しかもおいしい!

 

日本では風邪ひきの人のごはんといったらおかゆですね。

アメリカではチキンスープと聞きました。

各国の「風邪ひきごはん」を知りたい今日この頃です。

6月にスウェーデンに行ってきた時のこと(ちょこっとデンマーク)

6月に、仕事でスウェーデンの Malmö (マルメ)という街に行きました。

 

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デンマークコペンハーゲン空港から電車で30分もあれば着いてしまう!

これはオーレスン・リンクという全長16kmの橋+海底トンネルのおかげ。

 

まずは空港の券売機でマルメ郊外行きの切符を買おうとしたが、

国際線と国内線の券売機の区別がつかない。

(始め国内線の券売機にならんでしまい、あれ?となって気づいた)

 

さらに国際線の券売機を発見したはいいが、担当者から送られてきた駅名が

"Malmö Hyllie"と書いてあったため、

必死でM の行を探すも、ない

後ろに並んでいたスカンジナビアンぽい青年に助けを求める。

デンマークスウェーデンの方ですか?手伝ってもらえません?と英語で尋ねる。

ラッキーなことに彼はスウェーデンの人だった。

彼にボタンを操作してもらい、切符の謎が判明。

 

駅の名前は実はHyllie 駅で、H で探さないと出てこなかったのである。

ヨーロッパではよく同じ名前の駅があるので、

国際的には「都市の名前 駅の名前」と表示されているけど、

(例:Wien ◯◯straße = ウィーン ◯◯通り駅)

地元では「駅の名前」しか使われてない、ということが多い。

 

ちなみにこの"Hyllie"、私にはどう頑張っても読めない発音であった。

 

無事にチケットを買って駅で電車を待っていた。

 

・・・6月だというのに、寒い。このころウィーンは半袖で全然OKだったので、

うっかり上着を持ってこなかった・・・さすが北欧。

(薄手のは持ってたけど、それじゃ足りない感じ・・・)

 

さいわい、すぐ電車がやってきて、無事に乗ることができた。

電車は出発後すぐに、前出のオーレスン・リンクにさしかかる。

 

車窓から見る久々の海に感動・・・!!

最後の日本帰国から1年半以上、海を見ていなかったのでとてもうれしかった。

紺色にうねる海は、日本の海に似ていて、郷愁をおぼえる。

 

目的の駅に着き、ホテルまで徒歩。

ホテルのフロントのお嬢さんの笑顔に癒される。

 

この仕事の前にデンマークに入った時にも思ったのだが、

北欧の人はとにかく愛想が良くて礼儀正しい。

 

ウィーンだと、もちろん愛想の良い店員もいることはいるけど、

空港とかスーパーとか、やることが決まりきってるような場所は、

たいてい職員はぶっきらぼうなことが多い。

 

そのあたり、スカンジナビアンは日本人っぽくて、

日本人が移住したりしても、そんなに違和感はないかもしれない。

(でも物価はめちゃめちゃ高いから注意!)

 

その日はすぐに眠ってしまった。

 

翌日と翌々日、仕事の合間を縫って観光。

 

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マルメ城。渋さとお堀が日本の城と似ているかも。

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お城の近くの公園にたくさんいた、ウィーンでも日本でも見たことのない種類の鳥。多分ガンだと思うのだけど・・・

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広場。建物の並び方、雰囲気がかわいい。

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祝日だったので広場では軍隊の楽隊が演奏をしていた。

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歩き疲れて入った広場の近くのカフェ。

雰囲気がものすごいよかった!

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コーヒーおいしかったし、右側のブルーベリーのケーキがなんとも素朴な味で癒されました・・・

 

次はゆっくり観光で来たい。

街を歩いていても思ったのですが、スウェーデン(少なくともマルメ)の人・街からは、

日本人が親しみが持てそうな「マジメ感」がただよっていた。

なんというか「いつも楽観的じゃダメだ。先のことも考えなきゃ」みたいな。

「なんてったって俺たちには冬が来る・・・!!」

ってことなのだろうか。

 

最終日、帰りの飛行機まで時間があったので、コペンハーゲンの街も少し歩いた。

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ロイヤルコペンハーゲンカフェ。

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使っている食器はもちろんロイヤルコペンハーゲンです。

飲み物も食べ物も美味しかったけど、びっくりするぐらい高かった!

 

物価はスウェーデンよりデンマークの方が高く、

スウェーデンオーストリアはそうそう変わらないな・・・という感じ。

物によってはスウェーデンの方が安いかも!?という時も。

(あくまで私の体感ですが・・・)

 

 

ただ、前出のとおり、人や街の感じは日本人にはなじみやすいかもしれない。特にマジメな人は!

 

まとめ:北欧はヨーロッパの「いやし系」だと思う。