ヴァッハウ渓谷までドライブに行ってきた。
我々の目的は観光ついでに、
ヴァッハウ名物の「あんず=Marille(マリレ)」を買って、ジャムを手作りし、
オーストリア名物スイーツ「パラチンケン=Palatschinken」を作って食そう!という、
色気より食い気な小旅行。
ちなみにパラチンケンは、クレープのようなお菓子。というかクレープ。違いは検索したけど不明。レシピ見ても、材料同じだしな・・・
ある晴れた日の午後、ヴァッハウ渓谷に向かって出発。
渋滞がなければ、ウィーンから車で1時間ほど。
まずは古城跡で有名なデュルンシュタインへ!
(民家の奥に見える長方形のものが城)
1100年頃に建てられた城が、廃墟とはいえ(そして崩れ落ちないように割とざっくりコンクリで補強されているとはいえ)、残っているのには感動します。
てっぺんまでは15分くらい、キッツイ坂道と階段を登るとつきます。
城自体にも登れますが、太っ腹に無料なだけあって、
フェンスとか安全対策みたいなものはないので、
どうぞ足元にお気をつけて。
(城のテラスのような場所。うっかり踏み外すと大怪我ではすまなそうな高さです)
このお城は、イギリスのリチャード1世が十字軍遠征の帰り道、つかまって幽閉されていたことで有名です。彼を探すために、お気に入りの吟遊詩人がそこいらじゅうのお城で歌を歌い、ある日その歌を聞いた王が歌い返し、ついにデュルンシュタイン城にいることを発見した!という伝説が残っています。ロマンを感じる・・・
古城の雰囲気を楽んだあとは、ドナウにそってさかのぼるようにSpitzへ。
遅めのランチなんだか早めのディナーなんだかわからん時間に川沿いのカフェに入る。
このカフェ、川の氾濫が起こって結構な頻度で浸水しているらしく、2階のテラス席に通じる階段のかなり上部 2m以上のところに「2002年、ここまで浸水しました」ってマークがあって、びっくり。
ホームページには「店と浸水の歴史」のページが・・・
それでもここに店を構え続ける老舗カフェ。根性というか気合いというか。
料理も美味しかったです。
カフェという名前ですが、食事がメインなので、日本で言うところのレストランです。
(長いので続きはまた明日・・・)