先日、夫がいつも料理に使う生の赤い小ぶりの唐辛子がなくなったので、Naschmarkt(ナッシュマルクト 、ウィーン最大の市場。街のど真ん中にある。品揃えは豊富だがお値段高め)まで買いに行った。
いつも唐辛子を買う八百屋さんに行くと、店頭になんと大葉の鉢が!
迷わず手に取ると、お店の奥様が「赤いのと緑のと両方あるわよ!」と。
なんと赤紫蘇(ちりめん)まで!
両方買いたかったが、家に植木鉢が1個しかないし、二つ買っても使いきれなさそうなので、青じそだけ買うことにした。10株ほど生えていて、お値段は5ユーロ。
お会計の時に、先ほどの奥様が、ドイツ語喋れる?と聞いてきたので、ええ、一応・・・と答えると、
「あのね、あのハーブ(シソの事)、中国人と日本人がやたら買っていくんだけど、食べ方が全然わかんないの!ドイツ語も英語も話さない人が多くて・・・どうやって食べるの、これ?どんな味がするの?他のハーブはどんな質問にも答えられるけど、これだけはわからなくて・・・」
というので、私はたらこスパゲティの上に山盛りにして食べるのが好きです、と言おうかと思ったが、それはハードルが高すぎると思い、
「お刺身と一緒に食べると美味しいですよ」、とお伝えした。
「とてもユニークな香りで、私は他のハーブには例えられませんけど、さわやかな感じです」
「じゃああとでそこの魚屋でマグロ買って試してみる!」と言ってました。
果たして本当に試したんだろうか(笑)
ちなみに夫は「シソはZitoronenmelisse(レモンバーム)に似てる」と言ってました。
家に帰って、早速スパゲティをゆでて、前回の日本帰国時に持ち帰って大事〜に冷凍してある明太子で明太パスタを作った。
そして上に山盛りのシソの千切りとこれまた山盛りの刻み海苔。
(明太パスタにはてんこ盛りに薬味をかける派)
・・・発酵食品に薬味は正義。しばらく思い残すことはない。
パスタを堪能してから大きめの鉢に園芸用の土と少量の肥料を混ぜて、シソをプラスチックのポットから移し、水をたっぷりあげた。がんばって育ってほしい。
上手く秋まで育てて、種を取るか挿し芽で増やせばいつでもシソを楽しめる・・・!
でも赤紫蘇で紫蘇ジュース作るのもいいよなあ・・・どうしよう、明日またNaschmarkt 行って赤いほうも買っちゃうかもしれない。