死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

ただの日記。おにぎり・焼きおにぎり・安息日。

今日は朝からずーっと雨が降っている。

しとしと、というよりは、少し強く。

 

目が覚めて、雨だとわかると、朝食前のジョギング(最近、足が治って新しいランニングシューズも買って復活した日課)に行く気もなくなり、それに伴い全てのやる気がなくなる。

 

体調と精神の調子は、数日前よりは格段に良い。絶好調とはほど遠いが。

 

ベッドの中でうだうだしていると、夫も起き出してきて、朝ごはんを作ってくれるという。

しばらく待っていると、忘れた頃にできたてほかほかのおにぎりを持ってきてくれた。なんと自分で米から炊いて作ってくれたらしい。具はツナで、ご飯は三角なのにのりは四角のまま貼り付けてある。

 

「おにぎりの時は水を少なめにご飯を炊くんだよ」と教えたのを覚えていたのか、米の炊き具合は最高。塩加減も最高。ツナは少量のマヨネーズと、かなり黒胡椒がきいていて、少しレモンも入っていて、洋風。この黒胡椒が油っぽいツナとあったかいご飯とかめちゃめちゃバランスがいい。のりもしっかり巻いていない分、パリパリ感が残っていてかえっていい感じに。夫、オーストリア人なのにやりおるな。

 

ツナおにぎりをもぐもぐ食べていると醤油の焦げたいい匂いが台所から漂ってくるので、何かと思いきやオーブンで焼きおにぎりまで作ったという。セルクル型でお米を丸く1.5cm程の厚さに抜き、天板の上にベーキングシートを引いた上に並べ、ハケで醤油を塗ってオーブンで焼いたそうだ。食べやすくてとてもおいしかった。

 

オーストリア広し(そんなに広くないけど。北海道くらいだけど)といえど、レシピを見ずに美味しいおにぎりと焼きおにぎりを作れるオーストリア人はそんなにいないであろう。

夫よ、私は君を誇りに思うぞ。

 

特定の宗教を信じていない我々夫婦であるが、日曜の安息日はいいアイディアなので取り入れている。すなわち、仕事ができる状況であっても絶対にしない。

私は仕事ができていた時は土日も普通に勤務があったりしたので、なかなかそういうわけにもいかなかったが、自宅待機中は夫に合わせてそのようにしている。

オーストリアカトリックの国なので、日曜はほぼ全ての商店が閉まるため出かけようという気にもならないし、こういう日が週に1回くらいあってもよかろう。

 

今日は夜に友人にディナーに誘われている。

お土産のマカロンはもう焼いたし、これから牛すじの煮込みを作る予定。

自宅待機でいいところは、煮込み料理に挑戦できる時間が増えたことだ。