3月の半ばに自宅待機が始まって、
仕事で動いていた分の運動量が全くなくなり、
(普通に1日1万歩は歩いていた)
運動不足を補うために1ヶ月間、毎日、3km 走っていたが、
足を痛め、ランニングは中止。体重は1kg増えてしまった。
加齢に伴って色んなところがぷよぷよしてきた感もある。
あと2kgくらい痩せたら服ももっとスッキリ着られるし、健康目的のダイエットするか、と思い、しっかり自分の状態を知って運動のモチベーションをあげるため、
体組成計を買った。
購入はamazon.deから。普段は通販は使わないようにしているのだけど(特に国外からは)、この時ばかりは背に腹は変えられなかった。
スマホに付属のアプリをダウンロードして、Bluetooth とアプリを起動してから測定すると、各種データをアプリで表示・管理してくれる。体調管理にはとても良い。
届いて早速、アプリをダウンロード、年齢、人種、身長などを入力する。人種を入力させるということは、人種ごとにカットオフ値も変更してくれるのだろう。
どんなもんかとすぐ測定してみた。
私、日本人、女性、30代前半、身長160cm以上、体重は50kg半ばから後半あたり、BMIはその時21.5、体脂肪率は28%(夕方)で、
「もうすぐ過体重だから注意!」と表示された。
ちなみに日本の厚労省の基準では、BMI25以上が肥満である。
(体脂肪率は疾病との相関が弱いので肥満判断基準には入っていない)
(西欧諸国では25からが過体重、30で肥満)
自分が痩せているなどとは思っていなかったが、肥満ギリギリとも思わないぞ。
と思い、もしやアジア人の肥満基準は違うのか?と色々調べてみた。どうやら、香港やシンガポールでは、心疾患リスクが高まる「過体重」のカットオフ値が22-23らしい。
この体組成計およびアプリは中国製だから、そのあたりの基準を採用したのだろう。
だがしかし、だからと言ってBMI22を「肥満に注意!」と表示するのは如何なものか。さらに、アプリには体組成データから生活習慣に関するアドバイスが表示されるのだが、私の「理想体重」は40kg代後半、BMI19、今の体重から6kgほど痩せねばならんそうだ。
そんな体重、二次性徴前にしか記録したことないんですけど・・・
BMI19がもっとも疾患リスクや死亡リスクが低いなどのデータは、見つからなかった。
(BMI19-22あたりが疾患リスク、死亡リスク共に低いというデータはある)
つまり、この値はアプリ製作者の「好み」もしくは製作者の環境で「理想」とされている美意識で設定されているのだろう。
私はあんまり東アジアの女性の「痩せ信仰」って好きではない。
だから、健康ならそれでいい。
アプリ自体は便利で、運動のモチベーションは上がるので、これからも使っていくとは思うが(実際買ってから2週間で1kg減った)、
このアプリ、若い女の子が使ったら、摂食障害とか誘発しないだろうか?
おばちゃんは心配です。
ちなみに夫に、
「私、肥満ギリギリらしいよ!あと6kg痩せなきゃいけないんだって!」
と報告したら、
「そんなアホなこと言うアプリは今すぐアンインストール!」と言われました。
オーストリアはなんと、供給カロリーランキング世界1位(※1)なのです。でも肥満ランキングは60位くらい。とはいえ、こちらの女性は日本人よりふくよかな人が多いので、夫からすれば私も細めに見えるのだろう。
とにかく、もう少し筋肉をつけて体力もつけたいので、筋トレと、ランニングを短距離から再開して、体脂肪率を落としたいと思う。
私が目指すのは「痩せている体」ではなく「使える体=機能美」である。
(とりあえずゴタゴタいう前にお菓子作りを節制しないとなあ・・・泣)
※1 こちらのサイトを参考にしました