死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

オーストリアでなるべく手間とお金をかけずに作る日本っぽいカレーのレシピ

先々週から、在宅でもできる仕事を見つけて、

(と言ってもお小遣い稼ぎ程度だけど)

それにかかりっきりである。

 

忙しくなるのを見越してカレーを大量に作っておいた過去の自分を褒めてやりたい。

 

カレーといえば、以前「日本のカレーが作りたいのにあの味にならない」というブログを書いたが、その後の研究の甲斐あって、やっとそれらしきレシピが完成した。

 

yyyamori.hatenablog.com

 

こちらでは日本のカレーのルウは大変高価なので(大きいの一箱で下手したら千円くらい取られる)、なるべく使わずに作りたかったのだが、それだと「本格派インドカレー」みたいな酸味の強い味になってしまうのが悩みだった。

だからと言って「カレー粉と小麦粉を炒めて〜」という手間のかかる作業はしたくない。

 

その折衷案が以下のレシピです。

 

材料

肉 300-500g (鶏肉か豚肉が好き)

玉ねぎ 大3個

トマト 大3個

じゃがいも 大3個

にんじん ヨーロッパサイズなら2−3本、日本サイズなら0.5−1本。

マッシュルーム 大きめのなら5個

りんご 1個

しょうが 1かけ

塩 全重量の0.5%

小麦粉 大さじ3

カレー粉 大さじ1

日本のカレールウ 1〜2かけ

(辛いの好きなら)赤唐辛子 小1本

オリーブオイル 大さじ3

ローリエ 1枚

隠し味 お好みで醤油、ケチャップ、ソース、コーヒー、チョコレート、生クリームなど 

作り方

無水調理できる鍋、もしくは圧力鍋、それもなければ底が厚めでしっかり蓋ができる鍋を用意(フライパンは不可)。重さを計っておく。鍋にオリーブオイルを入れる。

玉ねぎを適当に薄切りにして鍋に投入。

トマトを多少小さめにざく切りにして鍋に投入。

マッシュルームは大きければ好きな大きさに切って投入。小さければそのままでもよし。

にんじん、じゃがいもを一口大に切って鍋に投入。

肉を好きな大きさに切って投入。あまり大きいと火の通りが悪いので注意。

りんごとしょうがをミキサーにかけて、ジュースのようにしたものを上からかける。

一番上にローリエを乗っける。辛いのが好きな人は唐辛子のみじん切りを入れる。

材料の重さをはかる。重量の0.5%の塩を上からふりかけて、蓋をして、極力弱火で20分加熱。20分後、蓋を開けて様子を見る。水分がしっかり出ているようなら、鍋をよくかき混ぜて、もう10分蓋をして加熱を続ける。

10分後、肉とじゃがいも、にんじんの火の通りを確認後、火を止めて、小麦粉、カレー粉、カレールウを入れ、よく混ぜる。

弱火で5分煮る。味を見て、何か足りなければ、塩を足したり、カレー粉を足したり、カレールウを足したり、各種隠し味を足し、再び5分ほど煮て、一晩寝かせて、出来上がり。

 

ポイント

飴色玉ねぎを作らなくても、極弱火で無水調理すると、野菜の甘みがしっかり出る。カレー粉と日本のカレールウを併用することで、カレールウの節約になり、さらにちょっと本格的な風味もでる。トマトと玉ねぎは必須だが、それ以外の野菜はお好みで。

甘みが足りない時は、ジュースやチョコレート、酸味が強い時は生クリーム、コクが足りない時はソースやケチャップを入れる。家にリンツの70%チョコレートしかなくて、それを入れたら、すごいしつこくなったので、あまりいいビターチョコレートを入れるのは良くない。