死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

自宅待機30日目:さすがに飽きてきた

オーストリアでは今日から、屋内店舗面積が400平方メートル以下の小売店が、入店人数制限付きで再開した。よかったよかった。

 

が、私はこの1ヶ月に渡る自宅待機期間ののちにも全くもって購買意欲はなく、特に必要なものもないため、変わらずスーパーとドラッグストアに用がある時だけ寄る、変わりない生活を送るであろう。

 

ウィーンはすっかり春の陽気で、日が出ている間はもうジャケットはいらない。

夫が今年、春用にとプレゼントしてくれたかっこいいトレンチコートは、出番がないまま秋を待つことになりそうだ。

(そもそもオーストリアは春と秋がとても短いので、中途半端な季節のおしゃれは非常に難しい)

 

今日はカレー粉でカレーを作った。私は「日本のカレー」が食べたいのに、どうしてか作るとスパイシーで酸味のある「本格派っぽいカレー」になってしまう。

じゃあ日本産のルーを買って作ればいいかというと、なぜかあのルーを使ってパッケージの通りに作っても「日本のカレー」味にならないのだ。

他の料理はそんなに下手ではないと思うが、カレーだけが何故かうまくできない。

なんでだ。

 

この隔離措置のおかげで気づいたのだが、今までは、勉強するときとか、集中して読書したいときに、よくカフェを利用していたのだった。

待ち合わせにわざと早くついて、カフェでお茶をしながら、何か書いたり読んだりする時間が好きだった。

 

こればかりはいくら家が片付いて過ごしやすくなったとはいえ、代えられるものではない。

 

隔離措置が終わったらまず何をしたいか?と言われたら、なんと答えるだろう。

 

友人や親類と会った時に、キス(※)やハグをしていいのはいつからなのだろう。

呼吸器疾患があってハイリスクグループの義母はいつになったら「安全に」お散歩ができるようになるのだろうか。

それは「隔離措置」の終焉と同時に「はい、今から、どうぞ!」はっきりとやってくるわけではない気がする。

 

だったら、私が一番したいことは、

「カフェでひとりでぼーーっ、とする」

ことだと思う。

 

オーストリアでは親しい友人や親類は、ハグをして頬を2回くっつけあい、唇で「チュッ、チュッ」と音を出してキスみたいな感じで挨拶します。

個人的な経験では、イタリア人はまじで唇を頬から首にかけてくっつけてくることが結構あるような気がしますが、オーストリア人ではまれです。

どっちのやり方にしろ、そりゃウィルス もうつりますわな。日本はそこのところ感染症のコントロールに関しては結構アドバンテージがあるのかも。