死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

自宅待機17日目:医療崩壊目前、それでも相変わらずの日々、時々アイスクリーム

先日書いたような外出禁止令を守れないお調子者(特に好天時)のせいなのかどうかはわからないが、

30日の首相の会見では、隔離作戦の効果が思ったようには現れておらず、このままの調子で感染者が増えていくと、4月中にオーストリアでは医療崩壊が始まるらしい。

スーパーマーケットでのマスク着用が義務付けられ、外出禁止違反者の取り締まりをより強化するそうな。効果が早く現れることを祈るのみ。ほんとうに。

 

 

日本の友人から「先が見えなくて不安でしょう」とメッセージが来たが、私は相変わらず、今のところとても元気で、運動量が減って体重管理が大変なこと以外は、特に不満も不安もない。

会社からは時短勤務扱いで有給消化扱いで減量はされているが、とにかく生きていくに十分なお金をもらえているので(その分本来夏休みにしてもらえるはずだった期間は働くことになる)、経済的な不安が今のところないのは大きい。

夫はホームオフィスで働いているが、勤務している会社はコロナ不況の影響を受けないIT関係なので、毎日いつも通り普通に仕事している。

 

変わらず毎日、夫と一緒に1ヶ所ずつであるが片付けおよび大掃除をしている。

先日、全ての窓を掃除したら、あまりにも差し込む光が強くなり、中庭に面している窓は外から丸見え感が強まり、シャイで夜型な夫は掃除したことを少し後悔していた。

 

他にはドイツ語の勉強や、読書、ヨガやストレッチなどの運動、ちょっと手間のかかる料理なんかをしていると、あっという間に寝る時間である。

 

最近は大掃除で発掘した食材を使って色々作るのが楽しい。

昨年買ったまま使ってなかったもち米でおこわを炊いたり、高いマカダミアナッツをもったいぶって使わなかったら賞味期限が切れかけてたので、それでグラノーラを作ったり。春雨が出てきたので春巻きを作ったり。

お菓子を焼くのが趣味なのだが、慢性的に運動不足の今、大きなケーキや大量のクッキーは焼くのが怖いので(全部すぐ食べちゃうから)、最近は食後に一人分、アイスクリームを手作りして食べるのがささやかな楽しみである。昨日はこれまた頂き物で余っていた黒糖羊羹と、期限ギリギリのすりごまを使って、黒糖ごまアイスを作った。

アイスのいいところは、比較的砂糖が少なくても大丈夫なところと、大量には絶対に食べられないところ。これが焼き菓子だと、砂糖を減らすととんでもなくまずいものができる可能性があるので減らせないし、延々食べることができるので(私の場合)危険なのだ。冷え性の私はアイスは一人前が限界。

明日はこれまた最近発掘した、冷凍していたキャラメルクリームを使って、31のキャラメルリボンみたいなアイスを作るつもり。

 

どうせ祈ること(とルールを守り感染者数を増やさないこと)しかできないのなら、不安でいる時間は、自分をいいコンディションにいさせる努力に使う。近いうちに、良いコンディションの自分が誰かを助けることができる日が来ると思うので。私はそういう方針です。