死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

2020年最初の記事・滑り出しはいまいち

あけましておめでとうございます。

 

一応、年始のご挨拶をいたしましたが、本人には全く新年の新鮮な気分はなく、

 

今年の抱負を書くやる気もなく、

昨年の抱負の達成度を調べて記す元気もなく、

数少ない知人友人からの一応の年始のご挨拶メッセージに返信することもなく、

 

寝て食べてばかりの3が日でした。

 

まあ、大晦日まで仕事だったのと、

晦日の馬鹿騒ぎにうんざりだったのとで、

とにかくゆっくり過ごしたかったのです。

 

幸いにも休日祝日が重なり、あと数日はお休みです。

 

夫が、何年か前からGraz(オーストリア第2の都市) では個人での打ち上げ花火が禁止になったと言っていましたが、個人的にはウィーンもそうなってくれないかしら、と思っています。公式にいくつかの花火会場を決めて、そこでやればいいのに・・・と。

 

だってですね、個人であげている花火、全然美しくないんです。

煙がすごいからよく見えないし、臭いし、

近くで大型のものをあげている人がいる場合、

音がうるさすぎて心臓が止まりそうになります。

(私がかなり音に過敏な方だというのもあるのでしょうが)

 

私の親戚が某日本3大花火大会にツテがあり、

小さい頃から数年に1回はとても良い場所から美しく計算された花火を見ていたことも影響しているかもしれません。

中欧地元民が喜んで見ている大晦日の素人打ち上げ花火を、どこか冷たい目で見てしまう自分がいます・・・

(今まで日本以外でウィーン・ドイツ某都市の2ヶ所で年越しを経験しましたが、その自分の経験および他の人の話を聞く限り、中欧はどこも似たような感じ)

 

まあ、こちらの人にとっては、クリスマスを家族と穏やかである種神聖な気分で過ごした後、

気の置けない仲間と大晦日に大騒ぎし、

その勢いのまま仕事に突入!

という、エンジンみたいなものなのかもしれません。

 

勢いで思い出しましたが、こちらで一般的な年末の挨拶に、

Guten Rutsch (ins neue Jahr)!

 

というのがあります。

Rutsch というのは「滑ること」。

 

つまり、

「新年にスムーズに滑って行けますように!」

という感じです。

 

私はいまだにどうにもこのご挨拶に違和感を感じます。

 

なんというか、大晦日で昨年のことは良くも悪くもそこに置いて来て、

新年はきれいさっぱり改めて迎える、というのが日本人の典型的な(少なくとも私の)新年に対する希望で、

去年からそのまま勢いでスベって来ちゃマズイだろう、みたいな・・・

 

まあ言葉の綾ですから気にしすぎですね。

どうやら年末の仕事疲れからくる根暗思考を引き連れて滑って来てしまったみたいです。

明日から運動でもして気分を変えようと思います。