先日、遊んでばっかりだという記事を書いたばかりですが、いちおう、頑張ってるんだぞ、ということを主張しようと思います。
今年の夏休みを利用して、わたくし、なんとフォークリフトの免許をとりました!
会社で免許持っていた子がクビになったので、上司から頼まれて仕方なく・・・
でも費用は会社が持ってくれるというし、資格は持ってて損はないので、まあ、それなりに前向きに講習+試験で3日間のコースに申し込んだわけです。
「きっと受けた人みんな受かるような類の試験だよ」なんて夫からも励まされて、のこのこ朝8時から(15時までみっちり)のコースに出かけてきたんです。
結果、15人中8人しか合格しなかったっていう。
わたしも含めて7-8人ほどが外国人でした。シリアからの難民の子が4人くらいいました。
(Niederösterreich: 下オーストリア州)
ただでさえ専門用語だらけで意味がわからない学科の授業が、もう、単語が一つも拾えないレベルでわからない!
初日、最初の授業が終わった後で、外国人部隊で「あれ、わかる?」みたいな話をしたところ、ほとんどがわたしよりはわかっているみたいだが、やっぱりキツイみたいでした。
一番最近(2年前)オーストリアに来たパキスタンの男の子は、わたし同様サッパリわからないとのこと。目下、わたしとこの子が合格を危ぶまれる2大巨頭となったのです。
わたしが救われたのは、計算問題の授業からです。
こういうグラフを見て、色々答えるやつです。
荷物の大きさと比重が与えられて、荷物の大きさを計算して、そこから重心までの距離やら、どの高さまで荷物を上げていいかなどを答えます。
曲がりなりにも難関理系大学入学をかけて日本の受験戦争をどーにかこーにか勝ち抜いた経験のあるわたしには、仮に問題文がアラビア語だったとしてもわかるような問題だったんですが(それは言い過ぎか?)、
まあ、フォークリフト講習を受けに来る人たちは、一般的に、お勉強は苦手な人が多いらしく、
「1辺が120cmの立方体があります。重心は1辺の半分の距離にあると考えます。さて重心まで何cm?」を答えられない人が続出。
講師のおじさま、キレまくり。授業進まない。わたくし、隣のセルビア人青年に一生懸命、算数を教える羽目になりました。 学生時代にやっていた家庭教師のバイトを思い出しました。
それでね、みなさん、電卓を持ってました。そして「100mAの80%」とかにも電卓を使っていて、おばちゃんはびっくりしちゃいました。
ちなみに試験の時に私が電卓を持っていないのを見て、みんな親切に「電卓はないの!?貸そうか!?」と聞いてくれましたが、うまい返しが思いつかなかったので、
「ありがとう、必要ないです」とつまんない答えを返してしまいました。
長いので続きはまた明日。