死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

自分と全く同じ境遇ではなくとも、仲間がいる

心ポッキリ事件から早3週間ほど経過しました。

すぐ元気は出て、それ以降も概ねは良好なんですが、

他人の何気ない一言で突然また落ち込んで自己憐憫の穴の中に落ちてしまうことが2度ほどあり、

なんというか、今まで4年間分の外国暮らしのストレス、それも個人で解決できない類のもので、今まで言語化せずに(できずに)来た事(自分が人種差別の対象になること、それを相手に理解してもらえないこと、とか)が、

グラスの中にぽとりぽとりと溜まっていって、それが満杯になってしまっている感じです。

どうやったらもう一回空にできるんでしょうね、このグラス。

日本に帰ってストレス発散してきたら、なんて意見を聞いたんですが、

そんな金銭的余裕も時間的余裕も今はない笑。

 

しかし、この間、職場の別部署の外国人同僚の男子に話を聞いてもらってものすごく前向きになれました。

彼はブラジル人で、私と同じく見た目ですぐ "Ausländer"(=ガイジン)とわかってしまう仲間ですが、彼の場合、肌の色が濃い事、男性であることもあって、さらに色々と大変な思いをしているとのことでした。

 

私は簡単に「わかるよー」みたいなことも言えず、一生懸命聞くしかありませんでした。やっぱり、彼からしたら私と彼は似た立場にあっても、同じではないから。

 

午後の仕事上がりに職場のカフェテリアで話し込んでいたのですが、話を聞きつけたこれまた別部署のアルゼンチン女子がすぐに意気投合して参加。そこにウクライナ人も加わって・・・ものすごく盛り上がってしまいました。

なんか Ausländer rebellion (別に反乱する予定はありませんが)みたいね、と笑いあって、いやあ元気が出た!ありがとう!とお互い言い合いながら家に帰りました。

 

どうやったら精神的グラスがいっぱいいっぱいの状態から抜け出せるかわかりませんが、

現在の日常をただ、丁寧に生きていくしかないのかな、と。

あとは、被害者ぶることだけは絶対にしたくない。同じことを誰かに絶対にしないで今後生きていきたいと思います。気をつけないと、私も、私を落ち込ませた側の人間に、簡単になってしまうのは、よくわかっているので。

とりあえずくだんのブラジル人の友人のおかげで、今、かつてないくらいドイツ語のモチベーションが上がっているので、これを利用して頑張ってます。