私はオーストリアの冬が辛くて仕方なく、ほぼ引きこもりになってしまうので、もう、何かと理由をつけては友達や夫を誘ってクリスマスマーケット(Christkindlmarkt)に行くことにしています。今年だけで、もう、4回、場所を変えて行きました。
そんな私のお気に入りのクリスマスマーケットグルメを紹介します。
(ドイツ語の読み方をカタカナで書いてありますが、発音が正確に表現できていないので気になる人は、調べてください)
Ofenkartoffel
(オッフェンカルトッフェル)
ものすごい大きなじゃがいもをオーブンでフカフカに焼いて、十字に切れ目を入れたところに、具を乗っけてくれます。トッピングはサワークリーム、ネギ、ハム、チーズなど。このあいだ行った、町外れの植物園のマーケットでは、スモークした魚のトッピングがあって、それがめちゃくちゃ美味しかったです。街中の有名なところでは魚バージョンは見たことがありません。
大きいのでできれば誰かとシェアした方がいいと思います。
Kartoffelpuffer
(カルトッフェルプッファー)
千切りしたじゃがいもを油で揚げたしょっぱいパンケーキです。お好みでニンニクの汁をかけて食べます。私はたくさんかける派です。
Schokoladen-Obst
(ショコラーデンオプスト)
フルーツのチョコがけ。日本のお祭りのバナナチョコみたいな感じです。中のフルーツはいちごやぶどうなど。私のおすすめはぶどう。
Bauernkrapfen
(バウアーンクラップフェン)
農家風ドーナツ、という意味です。普通の Krapfen(イーストの揚げドーナツ)はまんまるで中にジャムが入っていますが、この農家風 Krapfen は真ん中がくぼんだ平べったい円盤型で、凹んだところにお好みのジャムやソースをかけてくれます。私はいつでもオーストリア名物あんずジャムですが、チョコソースとかもあって、おいしそうです。しょっぱいほうがいい人には、ザワークラウトを乗っけてくれるところもあります。
真ん中のへっこんだところはもちもち、外の膨らんだところはフカフカです。
Langos
(ランゴシュ)
ハンガリーの揚げパンです。ウィーンの屋台で見かけるものは、たいてい平べったくて大きいです。そしてまたもやニンニク味です。にんにくソースはつけるかどうか聞いてくれます。つけたほうが美味しいと思います。ソーセージを巻いたアレンジもよく見かけます。
Gebrannte Mandeln
(ゲブランテ・マンデルン)
キャラメリゼされたアーモンドです。出来立てはホカホカしていて最高。冷めても美味しい。同じ屋台で、他のナッツも売っていることが多いです。
Heiße Maroni
(ハイセマローニ)
焼き栗です。冬はクリスマスマーケットでなくても、町中いたるところに焼き栗の屋台が出現します。はっきりいって、すごく美味しい!というわけではないのですが(個人の感想です)、これを食べると冬がそんなに悪いものでもない気がしてくるので、ついつい買ってしまいます。
Punsch
(プンシュ)
温かくて甘いアルコール飲料です。オーストリアではラムが入っているものが多い気がします。私のおすすめはBeerenpunsch、ベリーのプンシュです。同じくらい有名な飲み物にGlühwein(グリューワイン)がありますが、私は強すぎるシナモンやクローブの香りが好きではないので、飲みません。スパイシーなのが好きな人にはいいと思います。まあでも、場合によってはPunschにもがっつりスパイスが入っていたりもしますが、Beerenpunsch はベリーの味が強いので、ごまかされてる気がします。
アルコールが苦手な人は、子供用のKinderpunsch (キンダープンシュ)を頼みましょう。
また、プンシュは屋台によって味が違うので、人の出入りが多い人気の屋台で買ったほうが無難です。入り口すぐのところにある屋台はハズレが多い気がします。
Jagertee
(ヤガテー)
「狩人のお茶」という意味の飲み物で、ラム酒と紅茶のミックスです。お砂糖を入れて飲みます。個人的にはプンシュよりスッキリしていて飲みやすい気がします。体をあっためるパワーはすごいですが、ラム酒が結構入っているので飲み過ぎに注意してください。
Punsch, Glühwein, Jagertee などの飲み物のカップは持ち帰ってもいいし、返却してデポジットをもらってもよいです。
その他注意
人が多いマーケットではスリも出るそうですので気をつけてください。
超寒いので防寒はしっかりと!周りの現地人が普通のジャケットとかでも信用してはいけません。私はスキーに行くくらいの感じで着込んでいかないと、寒くて楽しめません。
カードはたいてい使えないので現金を持って行きましょう。
トイレの場所を確認しておくといいと思います。