死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

サッカー日本代表勝利と、あんまり関係ないようでちょっと関係あったオーストリア

朝起きて、隣を見たら夫も起きていて、

私は今日は仕事が休みなので、こんなに早く起きてもったいないな、と思っていたら、

夫がもう眠れないから朝ごはんでも食べてテレビ見ながら寝落ちを期待しよう、と言ったのだが、

私はお腹が空いていなかったので、彼だけ朝ごはんを食べて、二人でゴロゴロしながらテレビを見た。

 

それでも眠れないので、昼ごはん(私にとってはブランチ)の買い出しにスーパーに行き、あれこれと買って、部屋に戻り、夫はすぐに調理を始めた。

台所のラジオをつけて、時々調理を手伝いつつ、ときどき携帯をいじりつつしていたら、突然夫が歓声をあげたので、なんのこっちゃと思ったら、

「日本勝ってるよ!1−0だって!」とのたまう。

 

しばらくラジオを聞いて、ああ、ワールドカップのことか!と納得したが、私と同じで全くサッカーに興味がない夫にしては珍しい言動だと思い、それを指摘したところ、

「だって日本好きだし。コロンビアも行ったことあるし好きだけど、日本の方が身近だから応援したくなって」とのこと。

 

そんな夫を見たら、私も無関心でいるのがもったいない気がして、それからしばらくラジオを聞き入っていた。しかし、何の関係もない日本対コロンビアの試合の経過をラジオで放送してくれるって、オーストリアとはなんとフットボールが好きな国なのだろうかと感激し、放送もどの国に対してもリスペクトを感じる内容で、感心した。

 

余談だけれども、サッカー日本女子代表がワールドカップで大活躍した時も、オーストリアでかなり有名な新聞が、澤選手の記事を1面使って書いていて、なんというか、とてもスポーツに関してフェアなんだな、と感心したことを思い出した。

 

すぐに1-1になってしまい、私と夫はあーあ、とがっかりしたが、そんなこんなで昼ごはんが完成してしまったので、ラジオに聞き入るのは一旦中断。

 

ご飯を食べて、私は外出し、夫は家で仕事。

 

外出先から夜戻ったら、夫が

「日本、勝ったよー!」

と教えてくれた。

 

というわけで、全然サッカーに興味ない輩に言われても嬉しくないとは思うのだが、

日本代表のみなさん、おめでとうございます。

 

キャンプ地(?)がオーストリアインスブルックだったというのは父から新聞記事のリンクがLINEで送られて知っていて、

ああ、あそこはお天気がいいからね、とだいぶ前に夫と話したことを思い出した。

そんなこんなで、少しの間だけ、にわか日本代表ファンになった夫婦でした。