一昨年、話題になった永田カビさんの「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」
過食症やうつ、数年にわたるひきこもり生活を送る主人公が、
「親の評価がなにより重要な自分」による支配をやめ、
「自分を大事にする」ことを許し、
自分のセクシュアリティに向き合って行動することを軸に、
また「社会」に繋がっていこうとする姿が描かれている。
はじめて読んだ時、内容も素晴らしいと思ったけど、
なによりここまで自分をさらけ出して分析して、
分析しきれてないところも正直にさらけだす、
その勇気を、とにかく尊敬した。
先日、ふとドイツのアマゾンをふらふら見ていたら、なんと英語版が・・・!
(なぜかe-book edition は、おっぱいとおしりがハートで隠されている。笑)
amazon.com の評価もとても高い。
この本は、同じ病気やセクシュアリティで悩んだ人でなくても、
なんらかの理由で「自分を大事にできない」ことで悩んだことがある人や、
実際に悩んでいる人には、勇気を与える本だと思う。
だから言語も文化も違う人たちにも共感を持ってもらえたんだろう。
家庭内のことも赤裸々に描かれているから、
英語版でもきっとこれからいろいろとキツイ批評もあるだろうけれども・・・
書店で見つけたら必ず買おうと思う。
マンガのなかに出てきた独特の表現がどう英語に訳されているのか、
とても気になる!