6月に、仕事でスウェーデンの Malmö (マルメ)という街に行きました。
デンマーク・コペンハーゲン空港から電車で30分もあれば着いてしまう!
これはオーレスン・リンクという全長16kmの橋+海底トンネルのおかげ。
まずは空港の券売機でマルメ郊外行きの切符を買おうとしたが、
国際線と国内線の券売機の区別がつかない。
(始め国内線の券売機にならんでしまい、あれ?となって気づいた)
さらに国際線の券売機を発見したはいいが、担当者から送られてきた駅名が
"Malmö Hyllie"と書いてあったため、
必死でM の行を探すも、ない。
後ろに並んでいたスカンジナビアンぽい青年に助けを求める。
デンマークかスウェーデンの方ですか?手伝ってもらえません?と英語で尋ねる。
ラッキーなことに彼はスウェーデンの人だった。
彼にボタンを操作してもらい、切符の謎が判明。
駅の名前は実はHyllie 駅で、H で探さないと出てこなかったのである。
ヨーロッパではよく同じ名前の駅があるので、
国際的には「都市の名前 駅の名前」と表示されているけど、
(例:Wien ◯◯straße = ウィーン ◯◯通り駅)
地元では「駅の名前」しか使われてない、ということが多い。
ちなみにこの"Hyllie"、私にはどう頑張っても読めない発音であった。
無事にチケットを買って駅で電車を待っていた。
・・・6月だというのに、寒い。このころウィーンは半袖で全然OKだったので、
うっかり上着を持ってこなかった・・・さすが北欧。
(薄手のは持ってたけど、それじゃ足りない感じ・・・)
さいわい、すぐ電車がやってきて、無事に乗ることができた。
電車は出発後すぐに、前出のオーレスン・リンクにさしかかる。
車窓から見る久々の海に感動・・・!!
最後の日本帰国から1年半以上、海を見ていなかったのでとてもうれしかった。
紺色にうねる海は、日本の海に似ていて、郷愁をおぼえる。
目的の駅に着き、ホテルまで徒歩。
ホテルのフロントのお嬢さんの笑顔に癒される。
この仕事の前にデンマークに入った時にも思ったのだが、
北欧の人はとにかく愛想が良くて礼儀正しい。
ウィーンだと、もちろん愛想の良い店員もいることはいるけど、
空港とかスーパーとか、やることが決まりきってるような場所は、
たいてい職員はぶっきらぼうなことが多い。
そのあたり、スカンジナビアンは日本人っぽくて、
日本人が移住したりしても、そんなに違和感はないかもしれない。
(でも物価はめちゃめちゃ高いから注意!)
その日はすぐに眠ってしまった。
翌日と翌々日、仕事の合間を縫って観光。
マルメ城。渋さとお堀が日本の城と似ているかも。
お城の近くの公園にたくさんいた、ウィーンでも日本でも見たことのない種類の鳥。多分ガンだと思うのだけど・・・
広場。建物の並び方、雰囲気がかわいい。
祝日だったので広場では軍隊の楽隊が演奏をしていた。
歩き疲れて入った広場の近くのカフェ。
雰囲気がものすごいよかった!
コーヒーおいしかったし、右側のブルーベリーのケーキがなんとも素朴な味で癒されました・・・
次はゆっくり観光で来たい。
街を歩いていても思ったのですが、スウェーデン(少なくともマルメ)の人・街からは、
日本人が親しみが持てそうな「マジメ感」がただよっていた。
なんというか「いつも楽観的じゃダメだ。先のことも考えなきゃ」みたいな。
「なんてったって俺たちには冬が来る・・・!!」
ってことなのだろうか。
最終日、帰りの飛行機まで時間があったので、コペンハーゲンの街も少し歩いた。
ロイヤルコペンハーゲンカフェ。
使っている食器はもちろんロイヤルコペンハーゲンです。
飲み物も食べ物も美味しかったけど、びっくりするぐらい高かった!
スウェーデンとオーストリアはそうそう変わらないな・・・という感じ。
物によってはスウェーデンの方が安いかも!?という時も。
(あくまで私の体感ですが・・・)
ただ、前出のとおり、人や街の感じは日本人にはなじみやすいかもしれない。特にマジメな人は!
まとめ:北欧はヨーロッパの「いやし系」だと思う。