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死ぬまでにしたいいろんなこと

死ぬまでにしたいけどわりとすぐできちゃうことを実施して記録するゆとりブログ。(澳国滞在3年目に入りました)

ちょっとうれしかったこと・タクシーの車内にて

 

普段はほとんどタクシーは利用しない私ですが、郊外に住む友人のおうちに遊びに行く時に、使います。そこは、最寄りの地下鉄駅から離れているので、タクシーが便利なのです。

 

 

 

ウィーンのタクシードライバーはほぼ全員が移民の出自の人たちです。

 

なので、ドイツ語でしか世間話はできないことが多いです。

(英語が話せる人もいます)

 

愛想やサービスは、その人の性格によりけりです。愛想のない人もいるし、フレンドリーな人にも会ったことがあります。

 

メーターをちょろまかすような人には私は会ったことはないです。

 

 

 

その日も私はタクシーに乗ったんですが、ちょっと疲れていたのもあって、

 

すぐに音楽プレーヤーをオンにしてイヤホンを耳に突っ込み

 

「話しかけないで・・・」モードになってしまいました。

 

 

 

しばらくすると、ドライバーのおじちゃんが何やら話しかけてきているのに気づきました。

 

イヤホンを外して「なあに?」と聞くと、窓の外を指さしながら

 

「あのレストランって日本の?それとも中国?」と。

 

 

私は看板とその店の雰囲気から

 

「日本料理って書いてあるけど、オーナーは韓国人だと思う」と言いました。

プルコギとか書いてあったので。ちなみにこちらの日本料理屋は、他のアジア諸国出身の方が経営されている場合が多いです。

 

 

おじちゃんは「ずっとあの看板がどういう意味なのか気になってたんだ!」というので、漢字の意味を教えてあげました。ちなみに「夢= Traum」という漢字が入ってました。

 

私が「いい意味の漢字だよ。素敵な名前だと思う」というと、「そうかそうか」と嬉しそうでした。

 

 

おじちゃんは私が外国人だからか、ゆっくり話してくれたので、せっかくだしドイツ語の練習に付き合ってもらうことにしました。笑。

 

 

「なんで私が日本人だと思ったの?」

 

「なんとなくだよ。昔TU(ウィーン工科大学)で勉強してた時に、日本人の友達がいてさ。彼は大阪出身だったんだ。君はどこから来たの?」

 

「私は東京だよ」

 

「ドイツ語大変でしょう!」

 

「うん、すごい大変〜」

 

 

 

という感じで会話を楽しみつつ、話の流れでおじちゃんの身の上話に。

 

おじちゃんはイラン出身で、30年以上ウィーンに住んでて、いろんな仕事をしたけど、今はタクシードライバーなんだとか。

 

「アジアからの観光客もたくさん乗せるけど、日本人はなんていうか・・・すごくgeöffnet(オープン)でいいよ。アジアの中では一番オープンだし、必ず英語かドイツ語で話しかけてくれる。コミュニケートしようという気持ちがあるんだ」

 

と言っていました。

私は本当?日本人はシャイでクローズドな民族だと思っていた。というと、そんなことない、と言ってくれました。

 

ずっと私は日本人はクローズドだな、と思っていたので、新しい見方を教えてもらった気分です。

 

降りる時に、料金が12ユーロだったので、チップも入れて13ユーロかな、と思い、10ユーロ札を2枚だすと、おつりの小銭がないから!と言って10ユーロ札しか受け取らないおじちゃん。それはダメでしょ!ってことで、さいふをひっくり返して小銭を集めたらやっと80セントに・・・

 

「どうしよう、これしかない、ごめんね」っていうと、

 

「十分だよ!俺、よくあそこの駅にいるからさ、また乗ってよ!」と言って、去って行きました。

 

降り際に「君の人生にたくさん幸運がありますように!」と言ってくれました。

 

 

 

私の先輩にあたる日本人の人たちが、世界中で素敵なふるまいをしてきたおかげで、日本人であるというだけで、親切にしてもらえることが本当にありがたい。私もそう思われる日本人でありたいと思いました。

 

 

 

あと、先ほど書いたように、こちらのドライバーは移民の出自の方が多いです。話しかけてくる人は大体、私のドイツ語を聞いて、ああ、苦労してるんだなあ、と自分も通った道を思い出すのか、

 

「ドイツ語難しいよねえ」「新聞読むといいよ!」とか、

 

励ましてくれたり、アドバイスしてくれたりすることが多いです。

 

 

 

言葉のことで落ち込むことが多かったので、かなり癒されました。

 

(移民や難民の問題について、また今度、書こうと思います)