共同実験を主導する研究員のお嬢さん(年齢不詳だけど多分私より若い、そしてえらくて優秀)と、ミーティングした。
あまりの英語のつたなさに時々会話がつまり、そのたび「かーーーっ、申し訳ない!!」みたいな顔をしていたらしく、
"Relax!"って2回も言われちった。てへ。
"Don't be shy!" "Don't hesitate!" "Relax!"
彼らがいつも言ってくれる言葉だ。
(どうだ、すごい優しい人たちだろう、えっへん)
ここまで言われても無意識のうちに遠慮してるのだから、私という生き物は本当に、ハア。
でも今日は「ついて行っていい?なんかやらせて?」を朝から発揮したおかげで、そのラボの学部生と一緒に色々やらせてもらえたのだった。おばちゃん邪魔してごめんね。ありがとう。
一緒にいたポーランド人の学部生が、
「1年もいたらドイツ語もできるようになるよ!私9ヶ月だけどだいたいわかるし!」
なんて気楽に言ってくれたが、おばちゃんの吸収力の低さなめんなよ(笑)
日本人は若く見えるってほんとうらしい。
これで実年齢言ったら無能っぷりにひかれるんだろうな、とか考える自分がさらにさもしい。
何しに来たんだっけ。何がしたくてどうなりたいんだっけ。
これを突き詰めなきゃ、あっという間に帰国日になってしまう。
考える時間はたくさんあるのだ。
そうだ、たくさん考えよう。
長い冬を終え、春の陽をなるべく浴びようとする彼らに付き合ううちに、
窓を開け、空気を入れ替え、太陽を愛する習慣ができたのは、
この国に来て、良かったことのひとつだと思う。
昨日できなかったことは、今日から始めればいい。
今日できないことは、できるようになる日のために、明日も続ければいい。
いつも年齢を気にしてしまう。いい歳してこんなこともできないのか、と。
でも、不平をたれたままバアさんになるくらいなら、
使えないオバさんでも努力するオバさんの方がいいじゃないか。
「なるべく笑顔」はクリアできてるし。
さて、寮でもできることは寮でやってしまって、
大学でしかできないことをする時間をなるべく多く確保しよう。
【窓を開ける、空気を入れ換える、気分を明るくする】