ここ数日けっこう疲れている。
この「疲れ」を軽視していると、痛い目にあう。
疲れれば疲れるほど、生物としての色んな機能が落ちる。ちょっと考えれば当たり前の事なのに、かなしいかな、人間は頭でっかちに育ったために、人間が人間であればこそ、そんなことは無いのだと思っている人が多いと思う。
私もずっとそう信じてきたけど、以下の悪循環が少なくとも自分には確実に存在していて、その考えを改めた。
疲れると思考能力が低下する。疲れを感じる「感度」も鈍くなる。
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「休まない」ことで起きるデメリットと「休む」ことで得られるメリットを予測して比較する事が適切にできなくなる。ますます疲れを感じにくくなる。
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誤った判断をして休まずに突っ走る。自分が疲れている自覚が無いので失敗を起こしやすい。
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『何もできてない…!』と落ち込み、どんどん疲れる(ふりだしに戻る)
と、なっている気がする。
自分はこのループにはまりやすい自覚があって、長い間試行錯誤してきた。
前に『「ああ…何もやってない…」と落ち込まないようにギリギリまで根を詰めて頑張って、「これだけやったのだから疲れて当然!」と自分が思えるまで休まない』作戦をとって、しばらくはほんとうによく稼働していたのだが、この方法、すぐに身体がついてこなくなるのだ(笑)その後のリカバリーにかかるコストを考えると、とっっても(!)非効率的。
このループ、抜け出すのが本当に大変。というか、ループの存在に気づいて、抜け出そうと決心して、行動に移すまでに色々と関所がある。疲れていると気づきにくいし、既に失敗などしていると単に自分の能力/努力の不足と判断してしまいがち。そうなると「抜け出す=休む=逃避」と思ってしまい、抜け出すチャンスを逃す。抜け出そうと決心してもこの場合の「行動」は「今の自分がひくくらい自分を休ませる」を意味するので、かなりチャレンジングである。
今そのチャレンジのまっただ中である。
でも、本当はもっとべろべろに休みたい。
「自分がひくくらい、休む」