死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

外国で働く日本人、あるいはガイジンであるところの日本人として

こちらの記事の続き・・・というか・・・

 

yyyamori.hatenablog.com

 

 

タイミングよく(悪く?)、上記の記事を書いてすぐ後、

「私をなめてるっぽい若いドイツ人女子グループの筆頭」的な女子社員との間で、

小さなトラブルが起こってしまいました。

 

基本的にとても自責的な私が「どう考えても私の責任じゃない」と胸を張って言える損失を、危うく私の責任にされかけましたw

いや、損失といっても日本円なら2万円くらいのことで、会社がどうのこうのなる損失じゃないけど、失えば面白くない金額ですよね。

 

それは飛行機のチケットのことで、彼女が1日早く私のチケットを予約してしまったんです。だから私は休日を1日潰される形になってしまった。

 

もし、彼女が普段から私に普通のレベルでフレンドリーだったら、私は多少の文句は言えども、その便で飛んで、出張先で休日を過ごすことに同意したでしょう。

もちろん私だって休日を自宅でゆっくり過ごしたかったけれど、

もし彼女が

「yamoriごめんね、その日の食事代は会社から少しでも出すようにするから、1日前の飛行機で行ってくれないかな、飛行機の予約し直しはとっても高いのよ」

と少しでも申し訳なさそうに言ってくれていたら、もう全然1日早く飛んでいたことでしょう、お人好しなので。

 

私が徹底抗戦したのは、彼女の態度があまりにもひどかったからです。

 

私「飛行機の日程が1日早いみたいなんだけど・・・?」

彼女「は?それで?私のせいじゃないし今更どうにもできないから。変更は高すぎるし無理。」

 

という感じです。

ちなみに私、彼女より一回り年上ですよ・・・そして、それはどう見ても彼女の責任、いや、100歩譲って誰の責任でないにしても、私の責任ではないのに、私のことを何も考えていない発言・・・

 

私は彼女と私の共通の上司のところに行きました。

 

そしたらですね、なぜか彼も私に対して若干疑問あり気味に話してくるんですよ。

で「君は私のメールを読んでないのかい?」とかいうから、どのメールですか?あなたからのメールは全部目を通してますし、なんなら迷惑メールフォルダだって念の為ちょくちょくチェックしてますよ!と私にしては珍しく、しっかり!はっきり!ご意見申し立てたところ、

上司が私に送るべきメールを送っていなかったことが発覚。

(仮に彼がそのメールを私に送っていれば、飛行機の予約の前に私がおかしいと気づけた可能性あり)

 

でね、その、彼のメーリングリストに私の名前が入ってなかったのを彼が見つけた時の反応がね、

「(PCに映し出されるアドレスリストを眺める・・・私のアドレス・・・無い・・・おもむろに顔をこちらに向けて)

・・・さて、じゃあ正しい日程でなるべく安い移動手段をいくつかピックアップして私に送ってくれるかな」

って感じでね、やっぱり「悪かった」の一言がないんですよ。

 

謝る文化、っていうのが日本人特有だっていうのはわかっているつもりです。

こちらの人はよっぽどのことがない限り謝らないというのも身を以て感じていました。

でも、その前述の彼女のこともあって、その時はどうしても「すまんかったね」ぐらい期待してしまいました。

 

でさらに、上司は彼女のところに行って、今回のことがどうして起こったのか、聞いたそうです。そしたら彼女の返答は「彼女は Ausländer (ガイジン)だから、私の言ったことをちゃんと理解していない、それが原因だ」と。

 

その後上司からは「わからないことをわからないままにしないでね!」みたいなお叱りのメールが来ました。

もちろんちゃんと返信しました。

「今回の件、対応ありがとうございました。とても残念ですし、直前の変更がよくないのは重々承知しております。また、私の未熟なドイツ語のせいで口頭で伝達ミスが起こりうることも承知です。それが私が出張予定を全てEXCELシートにして、日時・場所・手段全て明確にした表を、数ヶ月前に彼女に送った理由です。これは彼女の要求でした。その後、彼女からは一切の変更の指示はありませんでしたので、全てうまくいっていることと思っておりました。また、今後このようなことを防ぐためにも、私のアドレスをリストに入れて、メールを送っていただけると嬉しいです」と・・・

 

何が言いたかったかと言いますと、この「そこは流石に謝らない・・・?」という気持ち、どこに持ってったらいいんでしょうね。

(日本じゃないんだから・・・って諦める方向か、それとも彼らが改善すべき問題であって私は何もできない・・・という方向か)

っていうことと、

「Ausländer」というだけで何かの理由になってしまうの、すごい心が削られる、ってことです。

 

なんというか、今回のことは誰かにひどいことされた!という悲しみではなくて、

「何か」にカテゴライズされて、それで問答無用でバッサリ切られてしまう、

痛みと喪失感がありました。

 

私はますます今後、自分の言動に気をつけようと思います。

誰かに何かのレッテルを貼って、それだけで何かの「理由」にしていないか。

人になめられやすい問題。

何か書きたい、と思いながら、何かテーマがないと書きづらいなあ、とかなんとかも思い、なかなかブログが書けないでいた。

 

仕事は相変わらず忙しい上に、ドイツ人同僚女子(とても若い)たちのあまりの仕事のしなさっぷりに怒りを通り越して無我の境地に達している。

いや、まだ結構怒っている笑。

 

どうやら、私の自信なさげな態度と、めちゃくちゃ若く見えるらしいこのアジア顔のせいでなめられているらしい。と、色々考えて思った。

 

もちろん、私が言葉のことゆえに寡黙でかつ弱気、

人とトラブルを起こすのがめんどくさくて全部自分でやってしまう社畜体質で、

自信がないがゆえのなめられやすい態度が悪いというのは真実なのだろうが、

 

それでも私に敬意を持って接してくれる人は老若男女関わらず存在しているので、

何も私だけが悪いというわけでもなかろう。

 

私は誰かのことを言葉が拙いとか、学歴とか、性格とか、

とにかくなにがしか理由をつけて軽蔑していないか、振り返らなければならない。

 

私は私に親切にしてくれている人のようでありたい、そしてそのようであり続けたい。

 

そして多少なめられないように、変えるべきところは変えたいが、

はてさて、何をどうしたものか。 

マカロン修行に光明が!

今から、マカロンを焼かない人には「なんのこっちゃ」と思われることを書きます。

 

2年前から始め、特に昨年からハマって集中して作っているマカロンですが、

巷の評判通り、とても難しく、

「これ!」と思うレシピ・焼き方を発見した!と思っても、

同じ焼き方を次回試しても、全然ダメだったり、

奥が深いと言うか、底の深い沼にはまったというか・・・

 

で、最初に試したレシピがスイスメレンゲ で、それで初マカロンなのに成功して気を良くしまして。

さらにその後、初めてフレンチメレンゲで作った時に、あまりのメレンゲの弱さ(あっという間にマカロナージュしすぎになってしまう)にびっくり。

もちろん失敗し、それ以来、フレンチメレンゲはずっと避けていたのですが、

 

夫がクリスマスに買ってくれたマカロンのレシピ本のフレンチメレンゲのレシピが美味しそうだったのと、

私が好きなマカロンブロガーがフレンチメレンゲ推しだったのもあり、

一度試してみようという気になりました。

 

最近、スイスメレンゲ での成功率が非常に高くなり、結果を見て何が失敗の原因かもすぐに推測できるレベルにはマカロン作りに精通してきたので、今なら大丈夫かな、と。

 

それで先日作ってみたところ・・・

 

フレンチメレンゲのマカロンの生地、繊細でおいしい!

 

ずっと作らず嫌いだったことが悔やまれるほど。

同時にいつものスイスメレンゲの生地も焼き、こちらも大成功、おいしかったのですが、私の好みは圧倒的にフレンチメレンゲ

これは自分のマカロン修行におけるかなり大きな収穫でした。

 

もう一つの収穫は、中に入れるフィリングについて。

 

最初は日本語のレシピサイトやブログを見て、信用できそうなレシピを作っていたのですが、フィリングがあんまり美味しくなかったり、安全性が?だったり、フィリングの種類が乏しいんですよね。皆さん、生地の方はものすごーく詳しく書いてあるんですけど。

 

で、次は英語のサイト(主に米国、たまに英国・オーストラリア)を見ていたんです。こちらは、マカロン全体としても華やかだし、中のフィリングの種類も豊富。

でも、とにかく甘すぎるし、味における繊細さに欠けるな・・・と。

あとは安全性も疑問が残るレシピも散見される・・・

(私、学生の頃、一応食品衛生学を履修していたので、一般の方以上の知識はあると思います)

 

で、こないだ、フランスのお隣、同じく美食の国として有名なベルギーに旅行に行きまして、そこで食べたマカロンのフィリングがすごく美味しかったんです。

で、原材料のところを見て(ベルギーだからフレミッシュとフランス語)そこからなんとか、フィリングの材料を割り出したんですが、今までネットで見たどのレシピとも違う!

じゃあ、本家本元、フランスのプロのレシピを調べたら、おいしいフィリングのレシピが出てくるのでは・・・!と思い、

 

フランス語で「マカロン レシピ」とグーグルで検索、フランスまたはベルギーのパティシエのレシピや動画を見て、安全性もOKそうなレシピで、オーストリアでも簡単に手に入る材料でフィリングを作ってみたところ、

予想通り、今までで一番おいしいフィリングができました!

 

道のり、長かった・・・!

 

これから私のマカロン修行、第二章に入ることができそうです・・・!

 

あまりにも嬉しかったので、自己満足のブログ記事を書きました。笑。

 

休日の家事

仕事の疲れがどうしても残ってしまって、

休日はほぼ寝たきり状態です・・・かろうじて洗濯と洗い物とゴミ捨てをしている感じ。

 

家の中がだんだん荒れてきて、ああ、片付けなきゃ、掃除機もかけなくては・・・と思っていて、毎回そう思うことも精神的ストレス。

夫は部屋が荒れていても気にしない代わりに、掃除の必要性もあまり感じてくれないので、自発的に掃除はしてくれませんw

頼めば快くやってくれるんだけど、それは「君が言うから君のためにやってあげるわけであって・・・」みたいな感じなので、わざわざ私の快のために仕事を増やすのもねえ。いや、でも今回ばかりはやっていただこう。

気にしないでいてくれる性格にはだいぶ救われているので、今後とも変わって欲しくはないのですが。

 

これから夏にかけて私の仕事は忙しくなる一方の予定。

その代わり7、8月は夏休みをどかーんともらえるので、仕方ない。

 

休日に家事をやる気をだす方法を知りたいです。

とにかくやり始めるのが一番って言うのは、わかっちゃいるんですけどねえ・・・

チープな日本の食べ物が恋しくなる現象

突然だが、私は今、猛烈にカツ丼が食べたい。

親子丼でも可。

 

こんな感じで、海外生活をしていると、突然、日本の食べ物が無性に食べたくなる現象が起きる。日本にいた時に好きだったものとは限らないのが面白いところ。

 

この間は「コンビニの肉まん」が無性に食べたくなって、仕方ないので肉まんを自分で生地から手作りしたが、

当たり前だけど、コンビニのより相当本格的に、おいしくできてしまって、

「おいしいんだけど、これじゃない・・・!」感に打ちのめされた。

 

今食べたいカツ丼も、別に高級じゃなくていいし、

なんなら学食とかで出てくるような、衣がつゆに浸ってふやけちゃってるような、

びしゃびしゃのカツ丼が食べたい。

 

今週末、豚肉を買って作ろう。

 

ああ、でも、ウィーンには三つ葉がないんだよなあ・・・

 

 

今年の目標

今週のお題「2019年の抱負」

 

前回の続き

 

yyyamori.hatenablog.com

 

 

あけましておめでとうございます。

前回の2018年の反省に続き、今年の目標です。

 

まず語学

 

オーストリアに来て3年、ドイツ語、まだまだ全然聞き取れません

これは、もう本当に、ただの努力不足です。

悲しいくらいに、努力不足です。

仕事のない日は最低1時間、必ず時間をとってドイツ語を勉強したいと思います。

また、自分の力だけでは足りない気がするので、夏休みに語学学校に通うことを検討しています。

そして、2019年こそドイツ語のB1試験に合格したいです。

英語は・・・どうしよう。2つやると大変なことになりそうなので、とりあえず現状維持で今年はドイツ語メインで頑張ります。

 

読書

昨年のはじめに仕事のスキルアップ用に買った本が積ん読になっています。ドイツ語、日本語、英語、全部1冊ずつ。

なんとか1ヶ月で1冊、3月末までに読み終えたいです。

 

健康

仕事が始まってから食べる量が増えて2kgほど体重が増えてしまいました。

それでもオーストリアでは痩せ型に入る部類なのですが、もう少し身軽でいたいな、と。

年末から隙間時間ジョギングを始めたので、それを継続することと、柔軟性のなさが疲労に繋がっているようなので、ストレッチを毎日必ずします。

 

仕事

上記に挙げた読書を終えること。あとは、今は言われたことをしっかりやることに終始してしまっているので、自分らしい仕事を少しずつできるようになりたいです。とりあえず自分の得意分野でレポートを1個作ったので、タイミングを見計らってそっと上司に送ろうかな・・・

 

人間関係

友人にもっと、自分から声をかけるようにしたいと思います。

あとは、仕事仲間と一線ひいて付き合ってしまうきらいがあるので、もう少し積極的にお近づきになれたら、と。

夫との関係も、もっとよくできたらいいです。彼の優しさに寄りかかっているふしがあるので、こちらのケースではもう1歩ひいて、余裕をもって対応したいところです。

 

色々挙げましたが、とにかくドイツ語をどうにかしたいです・・・ 

 

 

 

2018年を振り返る(今年設定した目標は達成できたか?編)

まず今年の抱負を振り返りましょう。

 

yyyamori.hatenablog.com

 

 

①ドイツ語試験B1を受験して合格する!

②今年の夏に日本に行くときにTOEFLを受験し、初回受験でスコア80点をとる!

③精神的な成長を促進し、夢に向かって最短距離で行動できるようにする。

④人間関係のネットを広げ、今ある関係はもっとよいものにする。

 

の4つでした。

 

まず

①ドイツ語試験B1を受験して合格する!

から。

結果:試験も受けてません。

 

ええ、ダメです。必要性がないと(VISA申請に必要だとかなんだとか)尻に火がつかない私の怠惰さがよく表れております。

 

次、

②今年の夏に日本に行くときにTOEFLを受験し、初回受験でスコア80点をとる!

結果:試験も受けてません。

 

ええ、ダメダメです。以下略。

 

次、

③精神的な成長を促進し、夢に向かって最短距離で行動できるようにする。

結果:まあまあ、かな。

語学はダメでしたが、他のことは毎日目標を立てて進めることができました。

今日は仕事のこことここを頑張ろう、みたいな。

 

 

④人間関係のネットを広げ、今ある関係はもっとよいものにする。

結果:結構がんばった。

SNSとか苦手なんですが、仕事の一貫だ!と思ってやっていたら、結構、連絡をくれる人が増えたりしました。私は(ヨーロッパ基準で)かなり人見知りが激しく、社交が苦手なのですが、それでも関係を続けていきたい・・・!と思う人には、まめに連絡をするようにしました。結果、「相談したいときに電話できる」ような知人が2人くらい増えたのは、快挙だと思います。

 

ちなみに2018年の全体的な目標は

"仕事もあるし、住む家もあるし、パートナーとの関係も安心感があるし、

だからこそ頑張りどきということで、2018年は「頑張る1年」にしたいと思います"

ということだったんですが、

「頑張る」に関しては、仕事で求められていたことは100%頑張れました。

あと趣味・好きなこと(お菓子づくりは超がんばりました)も。

 

ただ、仕事のスキルアップであるとか、生活面でも「最低限」以上の努力はできていなかった気がします。掃除機はかけるけど物の整理はしてなかったり。断捨離も途中で性格がキツくなってきているのに気づいて、挫折。パートナーとの関係も、相手の優しさに甘えすぎな気がします。それで問題はないのだけど、もっと何かできるだろ、という感じ。

 

しかし、今年一年かけて、過去に精神的に傷ついていた部分がかなり修復されて強くなってきている気がするので「頑張る」ことはできなかったけど、「頑張る」準備はできたかな、と。

 

なので、今年一年をまとめると、

「目標は半分しか達成できなかったけど、飛躍のまえのエネルギーを貯めた一年」

という感じでした。

 

ただ、数値が決まっていた目標(語学関係)が全くできていないところは、気をつけないと「酸っぱいブドウ人間」になってしまいそうなので、要注意です。

 

次は来年の抱負について書きたいと思います。