死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

最近ハマっている食べ物:アーモンド入りオリーブの塩漬け

オリーブって日本にいる時は好きではなかった。

 

スペインバルとかで飲み会する時に、酒飲みの人が頼むもの、って感じで。

塩っ辛いし、チーズとかついてくるし(私は乳糖不耐)。

 

オーストリアにきて、オリーブはかなり身近な存在になり、

どこにでも売ってるし、たまに夫が買ってくるんだけど、

種をとるのが面倒だし、

種なしかと思いきや種が入っていて歯が欠けるかと思ったこともあるし(それは自分の不注意)、

種なしかと思いきやそこにチーズが詰めてあったり、

プレーンで種なしだと、よく漬かりすぎるのか、私にはしょっぱすぎるのだった。

 

そんな時に出会ったのが、

種の部分に皮を剥いたアーモンドが入っているやつ!

 

アーモンドは硬いので、アーモンド自体しょっぱくはならないし、

さらに真ん中の穴をアーモンドがカバーすることによって、

オリーブの塩分もひかえめに・・・!

そしてオリーブのふにゃっとした食感と、

アーモンドのほどよいカリカリ感がよい。

 

最近は、小腹が空いた時や、

読書の友に、これをかじっている。

 

それにしても塩分がすごいので、食べ過ぎは良くないし、

水をガブガブのまなければならないが、

ポテチとかよりは健康な気がする。

 

Oliven mit Mandeln (Olive with almond)

の名前でスーパーとかで瓶詰めが売っているし、

市場のオリーブ屋さんでも売ってるので、

おすすめ。

ラジオから流れてきた日本語

料理をしながら、台所ではいつもラジオを聴いている。

全て聞き取れるわけではないが、何について話しているのかはなんとなくわかる。

 

昨日のヘッドラインニュースは、

ワールドカップ準決勝のイングランドクロアチアについて、と、

 

日本の大雨の被害についてだった。

 

しばらくニュースに聞き入っていると、

現地からのリポートとして、被災者のコメント(実際の音声、日本語)にかぶせて、ドイツ語の翻訳が流れてきて、

 

オーストリアのラジオから、日本語がほんの数秒でも流れてきて、

でも内容があまりにも辛すぎて、

悲しかった。

 

日本はなんて災害が多い国なんだろう。

 

言葉が見つからない。

料理ばかりしている

休みといえども、旅行の予定以外は特にやることもなく、料理ばかりしている。

 

いや、正確には、やるべきこと、やったほうがいいことは、たくさんある。

 

本当は夏休みを利用してドイツ語学校に行きたかったが、諸事情あって、やめた。

自習しようと思ったが、三日坊主どころか15分坊主くらいだった。

 

運動もしようと思ったが、以下略。

せっかく痩せたのに、夏休みの終わりにはまん丸になっている気がする。

 

仕事が1年、忙しすぎたので、まあ、体と精神がリセットを求めてるんだわとかなんだとか自分に都合のいい、いいわけをしてやり過ごす。

 

最近作ったものは、

 

作り置き用のカレー(チキンと玉ねぎ)

作り置き用の餃子(冷凍しておくと便利)

かぼちゃのムース(焼きプリンにせずにゼラチンを使うと冷凍できるのだ!)

ミルクティのプリン

がんもどき(これも冷凍可)

お豆腐ハンバーグ

 

などなど。

 

夫も私も、決まった時間に食事をするという習慣がなく

(お腹が空いたら食べる。空いてなかったら食べない)、

 

そして毎度の食事を一緒にするという習慣はないため

(食べたい人が食べたいものを食べる。いちおう声はかける。休日一緒に料理して食べるときは事前に相談して買い物から一緒に行く)、

 

必然的に冷凍保存可能なものを作り置きするようになった。

 

先日、乾燥麹を手に入れたので、

水に戻して塩麹を作っている途中。

 

できあがったら、鶏肉でも焼いてみようと、今から楽しみにしている。

 

ここ1週間、ゴロゴロして、料理して食べて、ゴロゴロしてばかりいる。

 

夫には

「なにか趣味を作ったほうがいい!」

と心配されているが、

趣味をつくろうという試みは腐る程試し、

紆余曲折を経て「仕事が趣味」という結論に至ったため、

旅行は楽しみだが、正直言うと、

「早く仕事はじまんないかなー」と思っていることは、内緒。

 

 

怒涛の一週間

長い夏休みをもらった。

残業や有給の調整も兼ねてるので、1ヶ月以上。

日本人の感覚からするとびっくりな長さである。

 

そして、夏休みに入る直前に、同じ会社の違う部門から仕事のオファーをもらった。

それがなんと、私の憧れの仕事、というか夢そのものだったのだ。

 

その場合、今の部門から離れなければいけない。

給料は大幅に下がる。

ウィーンから引っ越さなければならないので単身赴任。

夫とはなかなか会えなくなる。

さらにもらった夏休みは帳消しになり(お金はもらえるけど)、

すぐに仕事をしなければならない。

さらにさらに、噂によると、そこの部門、あまり人間関係が良くないらしい。

 

なんていうか、

「夢の仕事を今から始められる!」

というメリットを除けば、デメリットというか、リスクだらけのオファーだった。

なんだろう、よく言えばチャレンジしがいがあるし、悪く言うとやりがい搾取的な側面があるオファーというか・・・

 

で、結局のところ、断った。

 

オファーをもらった時は、

「いやいや、お金とかなにより、このチャンスをとらないでどうする!?」

という感じで、もうこれは、よっぽど条件悪くなければ決定だな!!と思っていた。

 

数日そのポジションでお試し感覚で働いて(無給)くれということで

うろうろ周りを手伝いつつ働いてみたところ、 

 「すごい!夢の舞台!」という気持ちになり、

先方も気に入ってくれたらしく「やったー!足りない人材が即補給できるー!もう来週からスタートして!」

という感じで、双方ハッピー!という感じだった。

 

 

そして、契約書のコピー(さすがにその場でサインはしなかった。しろと迫られたけど笑)をもらって、ウィーンに帰った。

 

で、夫に契約書を見せて、メリット・デメリットを表にしてみたところ、

上記のように、この仕事、

「夢が叶う!」以外にめぼしいメリットがなかった。

 

で、いろいろ、本当にたくさん、考える要素はあったのだけど、

私の中で一番大きかったのが、

「早く夢の仕事について経験を積みたい」

という気持ちと、

「ウィーンの家で夫とゆっくりしたい」

という気持ち。

 

私は昔、やりがい搾取みたいな環境で働いてたことがあるので、

それはもうこりごり。

それでも目の前に憧れの仕事がある状況で、

本当に、頭痛どころか吐き気がするほど悩み、

信頼できる友人たちに散々、要領を得ない相談の電話をかけまくった結果、

 

家族(夫)との時間を、大事にすることにしました。

 

一応礼儀と思って、自腹で交通費出して先方にお断りに行ったところ、

てっきり私がその日から働くもんだと思っていた事務の人に、

わりと無礼な態度をとられ、さくっと傷つく。

 

いや、契約書にサインしてないんだから、なにも悪いことはしてないんだけど。

こっちだって、かなり前向きな姿勢を見せといて断るんだから、

かなりの罪悪感はあり、そこにつけこむような言動でしたね。

 

それを見て、

「あー、お断りしてよかったのかも」

と思えたのが収穫というか・・・

 

そんなこんなで、夏休み1週間使って、

自腹で移動しまくり、大したことじゃないとはいえ数日無給で働いた上に、

先方の期待をひっくり返してがっかりさせ、

それに対する罪悪感に苛まれつつ、

プチ暴言(サインしないなら家に帰れ!)吐かれて帰ってきました。散々だな!

 

 

どっと疲れました。

 

結婚したり、家族ができて、幸せの形が変わる人が多いことを、

「家族ができると、”守り”に入るやつが多い」

っていうのかもしれない、と、ふと思った。

 

 

 

 

 

 

 

私の好きなカクテル

今日は久々にアルコールが飲みたくなった。

私は飲み会(レストランでの食事含む)以外はまったく酒を飲まないので、家でこういう気分になると、

飲みたいものが家にないので困る。

夫が常備している酒は私の好みでなかったり強すぎたり・・・。

 

 

酒に弱くて、しかも味もそんなに好きじゃない私がこの時期飲み会でよく頼むのは、

HUGO(フーゴ)というやつ。

 

これは、スパークリングワインをベースに、

(プロセッコかゼクト

ホルンダーシロップ(英語だとエルダーフラワー、ニワトコの花のシロップ)と、

お酒に弱い人はさらに炭酸水、

仕上げにミントの葉とライムが入ったカクテルで、

まあこれが非常に飲みやすい!

 

お酒に弱い人は炭酸水多め、もしくはワインなしで炭酸水だけにして、ただのホルンダーソーダにしてもらってもおいしい。そして見た目が同じなので周りにばれない。

作り方も簡単なので、お家でも作れる。

ストローでミントとライムを潰して飲むとさらにリフレッシュ感が増す。

(お行儀的に正しいかどうかは知りません)

 

残念なことに、今日はスパークリングワインは我が家になかったので、

(ミントもライムもなかった)

おうちフーゴはできなかった。

 

かわりにベイリーズを飲んでるけど、なんかちがうんだよなあ・・・

(冬の飲み物な気がする)

 

 

 

サッカー日本代表勝利と、あんまり関係ないようでちょっと関係あったオーストリア

朝起きて、隣を見たら夫も起きていて、

私は今日は仕事が休みなので、こんなに早く起きてもったいないな、と思っていたら、

夫がもう眠れないから朝ごはんでも食べてテレビ見ながら寝落ちを期待しよう、と言ったのだが、

私はお腹が空いていなかったので、彼だけ朝ごはんを食べて、二人でゴロゴロしながらテレビを見た。

 

それでも眠れないので、昼ごはん(私にとってはブランチ)の買い出しにスーパーに行き、あれこれと買って、部屋に戻り、夫はすぐに調理を始めた。

台所のラジオをつけて、時々調理を手伝いつつ、ときどき携帯をいじりつつしていたら、突然夫が歓声をあげたので、なんのこっちゃと思ったら、

「日本勝ってるよ!1−0だって!」とのたまう。

 

しばらくラジオを聞いて、ああ、ワールドカップのことか!と納得したが、私と同じで全くサッカーに興味がない夫にしては珍しい言動だと思い、それを指摘したところ、

「だって日本好きだし。コロンビアも行ったことあるし好きだけど、日本の方が身近だから応援したくなって」とのこと。

 

そんな夫を見たら、私も無関心でいるのがもったいない気がして、それからしばらくラジオを聞き入っていた。しかし、何の関係もない日本対コロンビアの試合の経過をラジオで放送してくれるって、オーストリアとはなんとフットボールが好きな国なのだろうかと感激し、放送もどの国に対してもリスペクトを感じる内容で、感心した。

 

余談だけれども、サッカー日本女子代表がワールドカップで大活躍した時も、オーストリアでかなり有名な新聞が、澤選手の記事を1面使って書いていて、なんというか、とてもスポーツに関してフェアなんだな、と感心したことを思い出した。

 

すぐに1-1になってしまい、私と夫はあーあ、とがっかりしたが、そんなこんなで昼ごはんが完成してしまったので、ラジオに聞き入るのは一旦中断。

 

ご飯を食べて、私は外出し、夫は家で仕事。

 

外出先から夜戻ったら、夫が

「日本、勝ったよー!」

と教えてくれた。

 

というわけで、全然サッカーに興味ない輩に言われても嬉しくないとは思うのだが、

日本代表のみなさん、おめでとうございます。

 

キャンプ地(?)がオーストリアインスブルックだったというのは父から新聞記事のリンクがLINEで送られて知っていて、

ああ、あそこはお天気がいいからね、とだいぶ前に夫と話したことを思い出した。

そんなこんなで、少しの間だけ、にわか日本代表ファンになった夫婦でした。

 

 

ウィーンでアイスを注文する方法(ドイツ語で)

ウィーンは春から夏の移行時期。時には30℃近くなることも。

なので今からシーズン真っ盛りのアイスの話を。

 

ウィーンにはたくさんアイス屋さん(アイスサロン=Eissalon)があって、

誰しもお気に入りのアイスサロンがあるものです。

 

かくいう私も、夏場は1食抜いてでも連日アイスを食べるほどのアイス好き。

 

 ウィーンに来て、ドイツ語もまだままならなかった頃、

お気に入りのアイス屋さんが英語を話さないので、

他の客を観察して、見よう見まねでドイツ語で注文したおかげで、

その後、スーパーやパン屋さんでもドイツ語で注文ができるようになったのでした。

 

ということで今日はアイスを注文する時のドイツ語を紹介。

ちなみに発音は無理やりカタカナにしているので正確ではありません。

 

1、注文をする前に!

 

ウィーンで人気のアイス店は夏場はよく行列ができます。

ただし、ウィーンの行列は日本の行列みたいにお行儀よく並んでいないことが多いので、(むしろ人だかりと言ってよい)

自分の注文が決まったら、店員さんに「決まったわ!注文いいかしら!」というアピールをしなければなりません。そうじゃないとどんどん他の人にとられます。

コツは「注文決まったぜ!」という顔で、店員さんとバッチリ目を合わせること。

 

2、コーンかカップか

 

さて、店員さんに無事認識され「Bitte!」=ビッテ!(この場合は「注文どうぞ!」の意味)と言われたら、まずどんなスタイル?で食すのかを伝えます。

 

コーン=Tüte(テューテ:このüはウの口でイーというと出る発音です)

カップ=Becher(ベッヒャー)

ワッフル=Waffel(ヴァッフェル)

ワッフルコーン=Waffeltüte(ヴァッフェルテューテ)

 

それぞれの単語の前に「Eine=アイネ」をつけると「ひとつ」という意味になります。

二つ以上頼みたい人はドイツ語の数の数え方を自分で調べて下さい・・・

 

ちなみにウィーンっ子はリットル単位で頼み、発泡スチロールの容器にたくさんのフレーバーをぎゅうぎゅうに詰めてもらって、お家に持って帰って食す猛者がたくさんいますが、私は味が混ざるのがキライなので、やりません。

 

3、フレーバーはいくつか

 

フレーバーのことは Kugel(クーゲル)とよび、これは「玉」という意味です。なので、正確にはフレーバーというか、何玉欲しいかを伝えます。

Kugel の前に 前置詞 mit=ミット(with)と数をくっつけます。

 

4、どのフレーバーが欲しいか

 

これはもう、名称を連呼するだけなので簡単です。

お店によって同じフレーバーでも全然味が違ったり、ユニークなフレーバーをおいていたりするので、ちがうアイスサロンをいろいろ訪ねて食べ比べするのも楽しいです。

以下にベーシックなフレーバーと、私の好きなフレーバー、日本だとあまりみかけないフレーバーをご紹介。

 

バニラ=Vanille(ヴァニレ)

いちご=Erdbeer(エアトベーア)

チョコ=Schokolade(ショコラーデ)

マラガ=Malaga(マラガ。ラムレーズンぽい。でもラムじゃなくて別のお酒らしい)

ピスタチオ=Pistazie(ピスタツィー)

かぼちゃの種オイル=Kürbiskernöl(キュルビスケルンウル。変り種だけど私は好き)

ケシの実=Mohn(モーン)

ヘーゼルナッツ=Haselnuss(ハーゼルヌス)

くるみ=Walnuss(ヴァールヌス)

マジパン=Marzipan(マージパン。アーモンドの風味がおいしい)

ブルーベリー=Heidelbeer(ハイデルベーア)

ラズベリー=Himbeer(ヒンベーア)

ココナッツ=Kokos(ココス)

ラファエロ=Raffaello(Ferrero社の同名のココナツ、アーモンド、ホワイトチョコからなるチョコレート菓子が入っている。)

ストラチアテッラ=Stracciatella(ミルクアイスに薄いチョコレートのかけらがいっぱい入っている)

 

というわけで、例文として「コーン、フレーバー三つ、チョコとバニラといちご」を注文すると

 

Eine Tüte mit drei Kugeln bitte, Schokolade, Vanille, und Erdbeer!

(アイネ テューテ ミット ドライ クーゲルン ビッテ、ショコラーデ、ヴァニレ、ウント エアトベーレ!)

 

という感じになります。

 

私は食べ歩きに便利なコーンが好きで、たくさん食べたいのでいつも3つフレーバーを頼むのですが、

小さいコーンに3つ以上フレーバーを頼むと、真夏は溶けてダラダラ落ちてくるので、

自信のない人はちょっと高いけどワッフルコーンを頼むのがオススメ。

もしくは大きいコーン=Große Tüte(グローセテューテ)といえば、だいたい理解してくれます。

 

もしウィーンに来てどうしてもアイスをドイツ語で注文したい人は試してみてください。