昨日に引き続き、病人食の話題。
yyyamori.hatenablog.com
今回はオーストリアの病人食について。
まず、ちょっと風邪ひいたかな?という時。
オーストリア人に「ちょっと体調悪いんだよね」というと、
けっこうな確率で「レッドブル飲んだら?」と言われます。
あまり日本人には知られていないかもしれませんが、
あの、エナジードリンクのレッドブルは、
オーストリアの会社です!
そんなに大きくない国、オーストリアから世界に羽ばたいていったレッドブル・・・
もちろんオーストリアで最も有名な会社です。
なのでオーストリア人はレッドブルを過信大変、愛しています。
たしかに食欲のない時に、液体で簡単にカロリーが取れるし、ビタミンとかも入ってるんだろうけど、カフェインのせいで辛いのに眠れなくなっちゃったりしないんだろうか。
日本で言うところの「生姜湯」的なポジションでしょうか。
次に、お腹にくる風邪(胃腸炎)のとき。
日本だったら、重湯、おかゆ、にゅうめん、うどん・・・
といった「やわらかくてあたたかいもの」が一般的です。
が、オーストリアでは、
ラスク(Zwieback)
が推奨されます!固っ!
どんな民間療法だ!と思いますよね?
ところが病院に行きますと、医者にもすすめられます!
胃腸炎で入院して回復食でまず出てくるのがこれですから!(知人談)
弱った胃腸の水分を根こそぎもってかれそうですけど・・・
体力が落ちている病人が噛み砕くの大変そうですけど・・・
オーストリアのパンは日本のパンと違ってかなり固いんですが、
普段からそういうものを食べて鍛えてるから、
オーストリアの人には「ラスク」は「食べやすいもの」のうちに入るんでしょうか・・・
今年の夏、私、不覚にも胃腸炎になりまして、
2日ほど絶食し(水に砂糖と塩を混ぜた手作り経口補水液のみ摂取。ポ◯リとかOS-◯みたいなものが売ってないので・・・)、
そのあと重湯からはじめたけど、重湯さえ重すぎて食べるのが辛い状況の時に、
パートナーが「これなら食べられるでしょ!」とZwieback (ラスク)をスーパーで買ってきてくれた時、
なんの冗談かと思いました。
もしオーストリアであなたが病気をして、誰かがラスクを買ってきても、
それはいやがらせではなく、れっきとした病人食なので、
ありがたく受け取りましょう!
食べられるかどうかは別ですが。