死ぬまでにしたいいろんなこと

墺太利(おーすとりあ)滞在6年

足袋ソックス

必要な書類のついでに、何か送ろうか?という母の申し出に甘えて、

食べ物や服を送ってもらうことに。

 

オーストリア人の友人で日本の製品が好きに人に「何か欲しいものはあるか?」と聞いて回ると、一人が「足袋ソックスが欲しい」と。

 

母に「足袋ソックスが欲しいって」とラインすると、

「足袋を買えばいいの?」との返事。

 

私「いや、足袋じゃなくて、足袋のかたちの靴下。」

母「五本指の靴下のことね」

私「いや、五本指じゃなくて、なんていうか、あえていうなら二本指」

母「指は五本でしょ?」

 

・・・らちがあかないので電話w 親子ともに日本語の能力が微妙。

 

 

 母よ、私が欲しいのはこういうやつだ。

オーストリア医療体験記①

暇なので(特にイベントもなく病院行くのが一大イベントなので)、

私がオーストリアで行った病院の体験記でも書きます。

 

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ある日突然あごの下のリンパ節がビー玉大に腫れたので、

(イラストはあごが腫れてますが)

「あ、これは歯に何か問題があるな」

と思って歯医者に行ってまいりました。

 

歯医者は日本でもそうですけど、本当にピンキリあるので、

海外で行く時は特に、知人友人の紹介で行く事を強くおすすめいたします。

 

私も現地の友人に紹介してもらったところに行ったのですが、

やはり大人気で、2週間後の予約しか取れませんでした。

予約はドイツ語ネイティヴにやってもらいました。

私は聞くのはともかく喋るのが苦手で、さらに電話となるとお手上げです。

急ぎでないならメール予約を受け付けているところもあります。

 

当日、腫れはひいていたんですが、歯に問題があるだろうことに変わりはないので、

時間通りに病院に行くと、とても小綺麗な内装で、

 

「あ、高そー」

 

って思いました。

 

私はプライベートの健康保険に入っていますが、

歯科治療は半年に500ユーロくらいまでしかカバーされないんです。

 

まあでも、歯は本当に重要なので、高くても保険でカバーされなくてもいいという覚悟ではありました。

受付で問診票を書いて、ソファに座ってしばらく待つと、

診察室に案内されました。

 

治療台に座ったところでドクター(30代後半-40代前半くらい?の男性)が入ってきて、

「Nice to meet you!! Are you xxx's friend, right?」

とにこやかに話しながらここでガッチリと握手。

 

これも噂には聞いていたし、私ももうこちらの文化には慣れているので違和感はなかったのですが、

日本だったら見られない光景ですね。

 

症状と、して欲しいこと(リンパ節が腫れたこと、多分歯の炎症だと思うのでその治療、他に何か問題がないかの全体的なチェック、クリーニング)をドクターに英語で説明すると、まずレントゲンを撮りましょう!ということに。

歯科衛生士さん(と思われる)とレントゲン室に。

 

こちらの受付のお姉さんは親切に英語を話してくれましたが、

衛生士さんとはドイツ語でコミュニケーションしました。

でも、ピアスしてる?妊娠してない?はい、じゃ顎を乗っけてー、右向いてー、これ噛んでー、くらいだったので問題ありませんでした。

 

そしてやっぱりリンパ節が腫れた側の奥歯の根っこに炎症が。

その部分の詰め物を入れなおしたほうがいい、虫歯にもなってるし、

ということでそのまま治療をお願いしました。

 

ちなみにドクター、私のレントゲンを見て開口一番、

「良い歯医者さんに行ってましたね!」

 

私は遺伝で歯が弱く、歯医者に関しては信頼できる先生にずっとお世話になっていました。さすが、Y先生!!

 

あとの治療はだいたい日本と一緒だったんですが、

麻酔の量がかなり多いのか、効き目がすごく、

自分が口を開いてるのか閉めてるのかもしばらくはわからないくらい。

昼過ぎに治療が始まったのですが、

その日はそれ以降、何も口にできませんでした。

(3時間たったらいいよとは言われてたけど、とても食べられない)

 

治療の最後にドクターが、

「レントゲンで、今回治療した奥歯の根っこのところに黒く抜けてる部分があるんだ。十中八九炎症だから、今回の治療で問題なくなると思う。でも念のためCTを撮ったほうがいい。保険でCTがカバーされないなら、別の手を考えるから、まずは保険会社に確認してくれない?それからでも遅くないから、わかったら電話して!」

とのこと。

保険のことまで細かく気を使ってくれる、優しいドクターでした。

 

治療が終わって受付に行くと、今回の治療は全部の治療が終わったらまとめて請求書を出すそう。そんな、ツケみたいなシステムでいいのか・・・

(紹介してくれた友人がしっかりした人だから、信用の問題なんでしょう)

 

というわけで、人生初、海外で歯医者の初日は無事終わったのでした。

【つづく】

海外在住なのに

海外在住なんだからそれっぽいブログを書けば良いのだろうが、

そんなにキラキラした生活は送っていない。

 

いや、別に生活自体は満ち足りているのだけど、

わざわざ写真をとったりするような生活でもないし、

写真自体あまり好きじゃない。

 

今日は気温がまた下がった。

運動不足気味。

来月イブニングドレスを着るというのに・・・!

やっと最高気温が氷点下じゃなくなった

やっと気温が上がって道路の雪が溶けてきた。

滑って危なかったので少し安心。

 

昨日はすごく仕事が捗ったのに、今日はダメダメ。

 

でも明日は金曜日だ・・・!

 

今日はこれから検診で病院。

明日は洗濯機を回さねば。

 

ウィーンらしいブログでは全くなくなってきた。

あ、携帯の料金払ってない。

何を以て留学「失敗」というのか

ふとそんなことを思いました。

私、日本に帰る予定は今のところありませんが、

今もし帰ったとして、ドイツ語もペラペラには程遠く、

(英語はだいぶうまくなった気がします)、

留学したからこそのキャリアアップ、みたいなのも多分望めないだろうし、

経済的なことを言えば、日本で普通に働いていた方が全くもって豊かだったでしょう。

 

ある人からすればそれは「失敗」なのかもしれません。

 

でも、私は来てよかったと思う。だから今のところ「成功」だと思っている。

 

なんでこんなことをいきなり思ったかというと、

何かを調べていたときに、ネットで

「海外で日本人とつるむことの是非」みたいな議論を見かけまして。

こういうところで必ずひとり、言う人がいるんです、

「お前は何のために留学したのか。そんなんじゃ留学失敗に終わるぞ」と。

 

昔の私だったら真に受けていました。

今なら「ほっといて❤️」って思うんですけど笑。

 

別に、語学が上達しなくたって、

日本人と仲良くなっちゃったって、

本人が「成功」と思えばそれでいいと思います。

別に誰に迷惑をかけているでもなし。

 

あ、お金を出したのが親御さんだったら、

親御さんには文句を言う権利があると思いますよ、もちろん。

 

「せっかく海外に行ったのに日本人と仲良くなっちゃって(または怖くてひきこもっちゃって)語学が上達しなかった自分」に気づいて、

そこを日本で生きていく上で改善していこう、って気づけたなら、

それは大成功なんじゃないかと思うのです。

 

あと、個人的には、日本人のコミュニティとの距離感は、ひとそれぞれでいいじゃない、と思う。

本当に、付き合うにしろ、付き合わないにしろ、メリットデメリットはあるので。

ただ、若い方ほど、日本人とのつながりはもっていた方が良いと思います。

そう思うようになったのは、ある本を読んだのがきっかけでした。

 

 

 これは、「将棋の子」などでも有名な大崎善生さんのノンフィクション。

19歳の日本人留学生の女性と33歳の自称指揮者の男性が、

彼女の留学先のルーマニアで出会い、最後、心中してしまうお話。

 

この男性が病的な虚言癖で、本当にどうしようもない奴なんだけど、

彼女の孤独な心は惹きつけられてしまう。

 

自分の19歳を振り返ってみると、まだまだ未熟で、まあ、そういうことが起こっても仕方ない気がした。

彼女が留学していた街は、現地日本人は数えるほどしかいない、

ネット環境も整っていないような場所だったというから、さらに同情してしまう。

 

うまくまとめられませんが、留学や海外滞在は、本当に個人的な体験であって、

本人のステータスに加え、行く場所や時期、期間、目的などにより、千差万別です。

 

何百人も留学生を見てきたエージェントとかなら一般論として語る何かをお持ちでしょうが、

そうでなければ、それは「個人的な体験」という文脈で語ったほうがいいのでは、

というか自分はそのように伝えていくであろう、ということでした。

およばれ

今日も相変わらず寒いです。

 

仕事の後、友人の家にディナーをご馳走になりに行きました。

インド料理を手作りしてくれました。

なんか私の周りにはインド料理を作ってくれる人が多いんですが、なんででしょう。

ちなみにウィーン大学インド哲学科は世界一有名らしいです。

さらに東大・京大はそれに並んで有名だとか。

 

ごはんをいただいて、友人とそのお母様とカードゲームをして、

楽しんで帰ってきましたが、

帰り道が凍えそうに寒かったです。

 

早く春にならないかな・・・

大雪です

死ぬほど寒いー!

って思ってたけど、

ヨーロッパ各地で本当に寒さのせいで死者がでているようで・・・

 

ウィーンは一昨日の夜から降った雪のせいで、

銀世界となっています。

 

こういうとき、屋根のついたお家で寝ることのできない人は、

どれだけ辛いのだろうか。